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絵描きのためのセルフブランディング|魅力を高めてファンを増やす方法
- 絵描きに必要なセルフブランディングが知りたい
- ファンを増やすためのセルフブランディングが知りたい
- 作品をより魅力的に発信する方法が知りたい
上記のようなお悩みについてお答えします。
個人で活動するアーティストは、情報発信や販売促進なども自分で行う必要がありますよね。
そこで重要になってくるのがセルフブランディングです。
アーティストはオリジナリティが重要でもあり、自分の魅力を高めてアピールするセルフブランディングは欠かせません。
しかし、どのようにしたらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、絵描きのためのセルフブランディングについて解説します。
この記事を読むことでセルフブランディングのやり方がわかり、アート活動に活かせるようになります。
絵描きにセルフブランディングが重要な理由とは
セルフブランディングとは、「自分の魅力や商品の価値を高めてプロモーションする」ことです。
セルフプロデュースと呼ばれるものもありますが、ほぼ同じと捉えてよいでしょう。
自分の強みや特徴を明確にし、SNSやブログを通して他にはない価値や魅力を戦略的に伝えます。
戦略というと難しく感じるかもしれませんが、たとえばこのブログサイトも作家性や世界観を発信する意味でブランディングになります。
要約すると、作家や作品を知ってもらい、共感や信頼を得るための手法です。
人は知らないものに対して興味を持たない傾向があるため、まず作家自身の存在を知ってもらう必要があります。
たとえば、風景画を描く画家だとします。けれど、風景画を描く画家は他にも大勢いますよね。
そこで、自分の風景画は他の絵にはない魅力があるとセルフブランディングし、作品の価値を伝えます。
ユーザの共感・信頼を得ることにより、「風景画ならこの人」と選んでもらえる可能性が高まります。
このように、セルフブランディングは絵描きなどの個人で活動するアーティストにとって重要な要素といえます。
ピカソの効果的なセルフブランディング
まだ無名だったピカソは、セルフブランディングを効果的に利用していました。
とあるギャラリーに来た客が「ピカソの絵はないか」と訊ねてきます。
店主は無名のピカソのことは知らず、「取り扱ってないよ」と答えました。
数日後、別の客が「ピカソの絵が欲しい」と訪ねてきます。
さらに数日後、またピカソの絵について問い合わせがあります。
店主は「ピカソという画家の絵が売れているのか」と思いますよね。
そして、ピカソの絵を取り扱い始めます。
実のところその客たちはピカソの友人で、「画廊にピカソの絵が欲しいと言い回ってくれ」と頼んでいたのです。
絵描きとして自立するためには、絵を描くだけでなく絵を売るための施策も考える必要があるという好例といえるでしょう。
セルフブランディングはストーリーで伝えることがポイント
セルフブランディングのよくある失敗が、自分のことばかりアピールしてしまうことです。
日常生活で知らない人に自慢話されても、聞いているほうはピンときませんよね。
相手に興味を持ってもらうためには、ストーリー調で伝えると効果的です。
絵描きの場合は、絵を描くようになった経緯やその絵に込めた想いなどをストーリーで伝えます。
成功体験よりも挑戦や失敗したこと、辛い時期をどのように乗り越えてきたのかなどを伝えると、親近感が沸いて共感を得やすくなります。
とくにプロフィールは作家自身に興味を持ってくれた人が見るため、幼少から現在までをストーリーで伝えましょう。
また、制作過程や一枚の絵が完成するまでを動画で発信するのも有効です。
見ている人にその絵が誕生する背景を共有できるため、作家や作品への信頼感が増します。
ただし、魅力的なイメージをつくろうとしすぎて実際よりも過剰な肩書や実績をつけたり、無理にキャラクターを演じたりするのはやめましょう。
誇張したセルフブランディングは、結果的に自分の評判を損なうリスクを高めるため注意が必要です。
絵描きがセルフブランディングで得られる3つのメリット
絵描きがセルフブランディングを行うことで、得られるメリットはあるのでしょうか。
こちらでは、3つのメリットについて具体的に紹介します。
メリット1:創作や活動に迷いがなくなる
セルフブランディングには自分自身を掘り下げる過程が大切です。
自分を深く分析することで「好き・嫌い」や「強み・弱み」などを把握でき、自分を客観視しやすくなります。
作品のスタイルや方向性が明確になれば、創作にも迷いがなくなるでしょう。
また、改善点にも気づけるため、理想とする自分へと近づけます。
メリット2:自分の絵に自信が持てる
SNSや周囲の人の作品と自分の絵と比べて、落ち込むことはないでしょうか。
絵は比べるものではないとわかっていても、「このまま描き続けていいのかな」と自信を失うこともありますよね。
しかし、セルフブランディングを行うと自分の長所や魅力を改めて発見できます。
他人と異なる自分の個性に気づければ、自分の絵に自信が持てるようになるでしょう。
また、自分で自分の絵を評価できるようになることで、他人の絵と比べる必要もなくなります。
メリット3:活動の幅が広がる
セルフブランディングは自分の長所や魅力を発信するため、他との差別化を図るのに便利です。
作品の魅力や価値を伝えられていれば、他の人ではなくあなたの描いた作品だから欲しいというようになります。
自分の強みや価値が共感されることで信頼度が増し、活動の幅が広がるでしょう。
絵描きがセルフブランディングする5つのステップ
絵描きがセルフブランディングする具体的なステップについて解説します。
ステップ1:自分自身を深掘りする
セルフブランディングは、まず自分自身を深く知るところから始まります。
自分の強みや得意なことだけでなく、苦手なことや弱みも深掘ることがポイントです。
興味や価値観、表現したいテーマなどを明確にしていくことでアーティストとしての特徴が見えてきます。
自分の強みを把握し、他と差別化できる要素を明確にしましょう。
また、不得手なものを把握しておけば無理に悩んだり、苦手なことに時間を費やしたりすることもなくなります。
ステップ2:絵描きとしてのテーマやスタイルを明確にする
自分が描きたい絵は何なのか、目指したい理想とする絵描きの姿を明確にします。
なんとなくの理想像ではなく、具体的にすることがポイントです。
たとえば、以下のように書き出してみましょう。
- 犬をモチーフにポップに描く
- 人物をモノトーンで抽象的に描く
- 現実にはない風景を写実的に描く
- 青を基調に静物画を描く
- オリジナルキャラクターを平面的に描く
このように具体的に書き出していくことで作風の方向性が定まり、絵描きとしての道筋が立てやすくなります。
また、同じようにブランディングしている人はいないかを調査しておくのも大切です。
有名人の真似をしていると思われてしまうと、ブランディングは上手くいかないため、注意しておきましょう。
ステップ3:スタイルを確立するアクションを実践する
自分の好きなものや描きたい絵の方向性が理解できたら、スタイルを確立するためにやるべきことを決めます。
理想とする絵描きになるために、実践するアクションを考えましょう。
「画力を伸ばす」ではなく、「1日30分デッサンをする」など、具体的であるほど効果的です。
また、自ずと「やらなくていいこと」も定まってくるので、無駄な時間を使わずに済むのも利点です。
ステップ4:作品を届けたいターゲット層を定める
自分の作品はどういう人へ届けたいのか、ターゲット層を明確にします。
できるだけ多くの人へ届けたいと思うと当たり障りのないものになってしまい、誰にも刺さらないものになりがちです。
たとえば、現代アートが好きな人にアカデミックな風景画を見せてもピンとこないわけです。
ターゲットが見えてこない場合は、下記のように絵描きとして理想的な活動形態を考えてみるのもよいでしょう。
- 自由に制作して発表・販売したい
- 個人からオーダーを受けて制作したい
- 企業から依頼を受けて仕事がしたい
- 天井画や壁画など大きな作品を制作したい
ターゲットを明確にすることでアピールもしやすくなり、目標に向かってブレずに進めます。
ステップ5:自分のストーリーを構築する
自分の強みや方向性が定まったら、自分のストーリーを作りましょう。
人は感情の生き物なので、心が動くストーリーを構築するのがポイントです。
自分の強みや価値をアピールするだけでなく、過去の挑戦や失敗などを盛り込んで組み立てます。
共感を得られるようにストーリーを構築して伝えることが大切です。
セルフブランディングした魅力を発信する
これまでのセルフブランディングで自分の強みや方向性を明確にしたら、次は発信しましょう。
ブログやSNSなどで発信する
ブログやSNSなどのツールを利用して、ブランド化した自分を魅力的に発信していきます。
しかし、描いた作品をオンライン上に載せているだけではなかなか魅力が伝わりません。
なぜなら、オンライン上では無数ともいえる世界中の素晴らしい絵がいつでも鑑賞できるからです。
そこで、セルフブランディングで明確化した一貫性のあるテーマやスタイルを打ち出します。
たとえば、水玉模様の作品を見たら草間彌生さんが思い浮かぶのではないでしょうか。
このようにセルフブランディングして作品のテーマやスタイルを明確にし、届けたい人へ向けて発信することが重要です。
前述しましたが、みんなに好かれようとすると誰にも届かないため注意しましょう。
ブログやSNS以外で発信する
アーティストは、ブログやSNSなどを利用しないオフラインの活動も大切です。
展覧会では訪れてくれたお客様と直接やり取りができます。
作品の詳しい解説や描いた想いなどを話せるため、作家との距離が縮まりファンになってくれやすい傾向にあります。
また、自分の作品をすぐに紹介できるようにホームページやポートフォリオを作っておくことも重要です。
ホームページは、SNSとは別に自分の世界観を伝えるギャラリーとして活用できます。
ポートフォリオは、ギャラリーや企業の仕事へ応募する際の作品集として用意しておくと便利です。
現在ではポートフォリオを兼ねてホームページを設置していることも多く、そこにプロフィールや連絡先、これまでの作品や実績を掲載しておくとよいでしょう。
オフラインで出会った画商さんやギャラリーの関係者などにもすぐに作品を見てもらえることで、次につながる確率も高まります。
まとめ|セルフブランディングで作家や作品を魅力的に発信しよう
今回は、絵描きのためのセルフブランディングについて解説しました。
絵描きがセルフブランディングすることで作家としての強みを理解し、アピールポイントを作れます。
セルフブランディングするための5つのステップを再確認しておきましょう。
- 自分自身を深掘りする
- 絵描きとしてのテーマやスタイルを明確にする
- スタイルを確立するアクションを実践する
- 作品を届けたいターゲット層を定める
- 自分のストーリーを構築する
セルフブランディングは積み重ねて広めていくものなので、早い段階から継続していくことが大切です。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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