美術館とギャラリーの違いとは?【アーティスト活動】

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  • 美術館とギャラリーの違いが知りたい
  • 美術館で絵画を購入することはできるの?
  • ギャラリーは鑑賞するだけでもいいの?

上記のようなお悩みについてお答えします。

絵画を鑑賞したり、購入したりする場所として美術館とギャラリーがあります。

美術館とギャラリーは同じようでありながら、在り方や役割が異なります。

そこで今回は、美術館とギャラリーの違いについてわかりやすく解説します。

目次

美術館とは

美術館とは、美術品を収集・保存・展示する施設です

作品にまつわる歴史や資料などを含めて公開し、文化的な教育・研究なども担います。

美術館は世界各国に存在し、収蔵品や所有者からの貸し出しによって運営されています。

なお、美術品の販売は行わず、職員は学芸員資格(国家資格)が必要になるのが一般的です。

ギャラリーとは

ギャラリーとは、美術品の展示・販売を目的としたスペースです

日本では「画廊」とも呼ばれ、さまざまな作家のアート作品を取り扱っています。

一般的に民間で運営されており、美術館のように美術品の保存や研究などは行われません。

また、美術館に比べて展示スペースが比較的狭く、作家との距離が近いのも特徴です。

美術館とギャラリーの違い

前述したとおり、美術館とギャラリーは目的が異なります。

美術館とギャラリーの違いを知っておくと、利用しやすくなるでしょう。

入場料金

美術館で鑑賞する際は、一般的に入場料金がかかります。

基本的に美術品の販売を行わないため、入場料金が運営費用となります。

一方、ギャラリーは美術品を販売することで収益を得るため、入場料金はかからないのが一般的です。

美術品・アート作品の販売

美術品やアート作品を購入したい場合は、ギャラリー(画廊)に伺います。

ひと口にギャラリーといっても、扱う作家や作品はギャラリーによって異なるため、販売価格にも幅があります。

何百万、何千万円もする作品を扱っているところもあれば、数万円で購入できる若手作家を中心に販売しているところもあります。

また、他のショッピングと同じように、入店したからといって購入しなければならないということはありません。

近年では気軽に入れるギャラリーも多く、好みにあったアート作品を鑑賞・購入することが可能です。

ギャラリーの種類は大きく分けて2つ

ギャラリーには大きく分けて2種類あります。

こちらでは、それぞれの特徴について説明します。

企画ギャラリー

企画ギャラリーとは、ギャラリー側が作家や作品を選び、展示・販売する形態です。

選ばれた作家の多くはギャラリーに所属し、ギャラリーを通して作品の販売を行います。

ギャラリーが作家に代わって営業・販売・配送などを一括して行うため、作家自身が売り込みをしなくて済むのが特徴です。

ただし、作品が売れた際には、ギャラリーへのマージンが発生します。

貸しギャラリー

貸しギャラリーは、作品を展示するスペースの貸し出しを行う形態です。

作品を展示したい作家が、お金を支払って一定期間スペースをレンタルします。

基本的には誰でも借りられますが、作品の審査を設けているギャラリーもあります。

また、展示している作品を販売することも可能です。

自身の作品を発表することで、実物を見たリアルな反応を知れたり、お客様や他の作家と交流したりする場としても利用できます。

まとめ

今回は、美術館とギャラリーの違いについて紹介しました。

美術館は収集した美術品を展示し、一般に公開します。

入場料金はかかりますが、世界中から収集した素晴らしい美術品を鑑賞することができます。

一方、ギャラリーは気に入ったアート作品を鑑賞するだけでなく、その場で購入できるのが利点です。

それぞれ異なる点がありますが、どちらもアートを楽しめる場であることは変わりませんね。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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