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40代で会社を辞めて画家を目指した理由|人生は自分のもの
- 仕事に興味が持てずこのまま続けていくべきか悩んでいる
- やりたいことがあるけれど仕事を辞める勇気が出ない
- 40代から画家として食べていけるようになる自信がない
上記のようなお悩みについてお答えします。
歳を重ねてくると、この先の生き方について考える時間が多くなりますよね。
とくに40代は「ミッドライフクライシス」と呼ばれ、不安を感じたり葛藤したりと心が不安定になりやすい年代です。
自然な流れともいえますが、周囲の人に相談しにくいこともあり、当人は苦悩しやすくなります。
わたしもそうでしたが、40代で会社を辞める決断をし、画家として生きることにしました。
この記事では、わたしが40代で退職して画家を目指した理由について紹介したいと思います。
今悩んでいる方の参考になれば幸いです。
40代からの生き方を考える
多くの人は会社員として働き、生活を送っていると思います。
業種や役職などは人それぞれ異なりますが、定期収入が得られるため、食べることには困らないでしょう。
しかし、通勤電車のなかで「この日々が定年までずっと続いていくのか」という不安を覚えることはないでしょうか。
わたしは20代の終わりころに強く思った覚えがあります。
「生活のために何十年も不本意な仕事を続けて病気になって死ぬ。それが幸せな人生なのだろうか」
たしかに、仕事があって家もあって家族もできて好きなものを食べられる暮らしに、文句をつけることなんてひとつもありません。
エレファントカシマシの「本当はこのままでなにもかも素晴らしいのに」という歌詞のとおり、どう考えても幸せです。
しかし、「本当は」というところが人間たらしめているところで、だからこそ悩みを抱くのだと思います。
この青くさい想いはその後も胸の内にずっと漂よっていて、40代でついに解答を出しました。
俺は自由だ。自分の人生は自分で決めていい。
好きなことで暮らしていくためには厳しい現実もありますが、会社で働くこともまた苦しい現実だったのです。
もちろん一個人の考え方であり、さまざまな生き方があっていいですし、どれも正しいのです。
40代はこれからの人生を考えるタイミングが訪れやすく、深く悩むときなのだと思います。
ときには「やってみたい>やりたくない」などのように、シンプルに考えてみるのも大切なことなのかもしれません。
絵を描いているときが幸福度の高い時間だと気づいた
人それぞれ環境や状況は異なるため、一概に決まった形はありません。
そこで、わたしがどのように絵を描くようになって、描くことになにを感じているのかについて説明します。
あなたの人生に、なにかしら役立つことがあれば幸いです。
絵を描くようになったきっかけ
わたしは絵が好きな子どもで、アニメをまねして描いたり、自作のマンガを描いたりしていました。
大人になって絵を描くことはなくなりましたが、ごくたまに絵を見にいくことはありました。
30歳を過ぎたころ、初めてゴッホの絵を見に行きました。
ある絵の前に人だかりができていて、詳しくないわたしは「ひまわり」だと思って見に行くと、「サン=レミの療養院の庭」という絵でした。
絵は想像以上に大きく、厚く塗られた絵の具は迫力があり、心が激しく動き、感動したのを覚えています。
わたしは、画家のように「キャンバスに描いてみたい」という想いがずっとありました。
しかし、専門的な美術教育を受けていないのに本格的な絵が描けるわけない、そう決めつけていたのです。
ゴッホに衝撃を受けたわたしは「そんなの関係ねえ」という気持ちになり、画材屋へ行って油絵具の初心者セットを購入し、絵を描き始めました。
つまり、わたしが本格的に絵を描き始めたのは、30歳を越えてからのことです。
世の中には年齢で物事を判断する人も少なくありませんが、本質はやらない理由付けにしていることがほとんどです。
きっかけはいつ訪れるかわからないため、いつだって始められる気持ちを持つことは大切だと思います。
絵を描いているときだけ幸せを感じる
絵を描き始めてからはさまざまな画材を試し、主にアクリル絵の具を使うようになります。
絵画について詳しい知識のなかったことが逆に興味・関心を高め、楽しく描きまくりました。
そうこうしているうちに、絵を描いているときは他のことを一切考えず、集中していることに気づきます。
わたしはもともと考えすぎるところがあるため、自己嫌悪に陥りがちなほうだと自覚しています。
しかし、絵を描いているときは表現したいものに近づけたいという想いしかなく、不安や焦りなどの雑念はありません。
一種の現実逃避なのかもしれませんが、完成したときの達成感もあるため、自分にとっては幸せな時間だと感じられます。
人生は一度だけという当たり前を真剣に受け入れる
世の中には「人生は一度だけ」「明日死ぬかもしれない」などの言い回しがありますが、これらは本当のことですよね。
時間は戻らないし、自分がいつ死ぬかはわかりません。
若いときは自分が死ぬということを現実的に理解できない節があります。
しかし、40代にもなると身近な人が亡くなるといった経験をすることも増え、本当のことが腑に落ちてきます。
一度しかない自分の人生について、真剣に考えたことはあるでしょうか。
チャールズ・ブコウスキーという作家の詩に、以下の一節があります。
自分の人生は自分のものだ
The Laughing Heart
それを片時も忘れるな
自分にしかできないこと
神はそれを見たがっている
「自分の人生は自分のもの」という当たり前を人は忘れてしまいがちですが、本当は重要なことですよね。
わたしは苦しいと思いながら仕事を続けていくよりも、生活は厳しくなるかもしれないが、好きなことをして生きていきたいという選択をしました。
その選択が良いか悪いかは他者が決めることではなく、自分が責任を持つことです。
ちなみに、「The Laughing Heart」はLevi’sのCMにも使われていたとても良い詩なので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
まとめ|40代で悩むことは自然なことで未来は自分の手の中にある
この記事では、40代で退職して画家を目指した理由について紹介しました。
40代は「ミッドライフクライシス」といって、不安が募ったり、葛藤したりすることが多くなる年代です。
仕事・家庭・生活など、さまざまなことに重圧を感じて、投げ出したくなることもあるでしょう。
しかし、これからの人生をどのように生きて行くかは自分で決めるしかありません。
わたしの経験でしかありませんが、なにかしら役立つことがあれば幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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