絵を描くテーマに困ったときの対処法とは?自分の作風をつくるポイント

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  • 絵のテーマを決めるのが大変
  • なにを描けばいいのかわからず悩むことが多い
  • 絵のテーマがなく自分の作風が定まらない

上記のようなお悩みについてお答えします。

絵のテーマは自分の画風にも影響してくるため、しっかりと決めたいものです。

しかし、ある程度絵を描いていくと、テーマに悩む場合もあるのではないでしょうか。

わたしも何を描いたらいいか悩み、時間ばかりが過ぎていって焦りを感じていたときもあります。

テーマがなかなか決まらないときは、いつもと異なる発想や考え方がポイントになります。

そこで今回は、絵を描くテーマに困ったときの対処法について紹介します。

目次

絵を描く際にテーマを決めることのメリット3つ

テーマとは主題のことで、創作の基調となる思想や考え方を意味しています。

そもそも絵を描く際にテーマを決めることで、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

メリット1:テーマを決めることで迷わずに絵が描ける

絵のテーマを持たずになんとなく描き進めていると、途中で迷いが生じることがあります。

テーマを明確にしておくことで、完成まで迷わずに描き上げられます

絵を描き始めたころは描きたいものがたくさんあって、テーマ選びに悩むことも少ないですよね。

しかし、同じテーマを描くことに飽きたり、なかなか自分の画風ができあがらなかったりして、悩みが生まれやすくなります。

自分が「絵で表現したいことはなにか」といったことを考えながら描き進めていくと、テーマを掲げやすくなるでしょう。

メリット2:作品に統一感が出て作風がつくられていく

明確なテーマがあると、どのようなモチーフをどんな技法で描くかも決まってきます

作品数が増えてくれば自ずと統一感も出るため、一目見て自分の作品だとわかりやすくなります。

たとえば、奈良美智さんの作品やバンクシーの作品などを思い浮かべてみるとわかりやすいでしょう。

自分の作品を多くの人に覚えてもらえると、ファンになってくれる人も増えていきます。

メリット3:絵を描く前に悩む時間を短縮できて絵に集中できる

絵のテーマが固まっていると、描く前に悩まずすぐに描き始められます。

どういう絵にするかのゴールが決まるため、ブレずに作業を進められるのもメリットです。

とくに個展を控えているときは、ある程度枚数を描く必要があります。

絵を描き始める前に、明確なテーマを掲げることでスムーズに進行できます。

絵を描くテーマを決めるためのポイント3つ

ポイント1:興味のあることをテーマにすると描きやすい

なにを描けばいいのか悩んだときは、興味・関心のあるものからテーマを選ぶとよいでしょう。

興味・関心のあるものは、すでに知識や経験を持っているため、調べる必要がなく描きやすい題材です

たとえば、釣りが趣味であれば「魚」をテーマに考えてみるといった具合です。

ひと口に魚といっても種類が多く、海か川でも生息する魚は変わりますよね。

自分の好きな魚や釣ってみたい魚などをテーマにすることで、支持体のサイズも決めやすくなります。

興味のあるものをテーマにすると、たのしく描き進められるのが利点です。

ポイント2:散歩や映画など絵以外のことから着想を得る

なかなかテーマが決まらないときは、いったん絵から離れてみるのも有効です。

近所を散歩したり映画を観たりなど、他のジャンルに目を向けるとよいでしょう

絵を描くときは部屋にこもることが多いため、思い切って旅行に行くのもおすすめです。

普段見ることのない景色や建物を見ることで、新鮮な経験を得られます。

とくに海外へ渡ると日本とは異なる文化にも触れられ、新しい発見や着想を得られることもあります。

部屋にいるだけでは思いつかなかったテーマを見つけ、新しい作品を描き上げることができるかもしれません。

ポイント3:大きなテーマから派生させる

テーマを考える際は、大きなものから派生させるとモチーフを選びやすくなります。

たとえば「食べ物」や「植物」などのように、ジャンルで捉えると見つけやすくなるでしょう

「植物」であれば、花、木、草のようにざっくりと分けます。

「花」を選んだ場合、続いて「ひまわり」「桜」「睡蓮」などと具体的にイメージしていきます。

さらに、「季節」や「色」などで括ることでモチーフが明確になり、テーマを持ちやすくなるでしょう。

テーマ選びで繰り返し悩まないためにシリーズ化する

テーマを決めて絵を描き上げた後、次の作品も同じテーマ、同じモチーフで描きたいときはよいですが、そうとは限りません。

絵を描く度にテーマを考え、モチーフを決めるのは時間も労力もかかります。

そこで、絵をシリーズ化させることで悩まずに描き続けることができます。

シリーズ化させるためには、モチーフを細分化させていきます。

たとえば、「花」であれば「桜」や「ひまわり」といった花の種類だけでなく、「花言葉」を参考にしてみるのも手です。

花に詳しくなくても、気に入った「花言葉」にあわせて描くことができます。

また、複数のモチーフで考えておくと、いくつものシリーズをつくることが可能です。

作品数を増やせると同時に、前作とは異なる技法を試したり、新しい画材にチャレンジしたりなど、表現の幅を広げることにも役立つでしょう。

まとめ

この記事では、絵を描くテーマに困ったときの対処法について紹介しました。

絵を描く際にテーマが固まっていると、完成まで迷わずに描け、統一感やシリーズ化しやすくなるメリットがあります。

絵のテーマを決めるポイントは以下の3つです。

  • 興味のあることをテーマにすると描きやすい
  • 散歩や映画など絵以外のことから着想を得る
  • 大まかなテーマから派生させる

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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