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アクリル絵の具でグラデーションを簡単につくる方法|キレイに塗るコツも紹介

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  • アクリル絵の具でグラデーションを簡単につくりたい
  • キレイにグラデーションをつくるポイントが知りたい
  • グラデーションをつくるのに便利な画材が知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

グラデーションは色と色の境目がなく、徐々に移り変わっていく技法です。

アクリル絵の具でグラデーションが使えるようになると、表現の幅が広がります。

しかし、キレイなグラデーションをつくるためにはポイントを押さえておくことが重要です。

そこで今回は、アクリル絵の具でグラデーションを簡単につくる方法について紹介します。

目次

アクリル絵の具でグラデーションをキレイにつくるポイント

グラデーションとは、別々の色を境目なく移り変える技法です。

近い色を並べて変えることもあれば、まったく異なる色を並べることもあります。

さまざまな表現に生かせますが、とくに海や空の色の移り変わりを描くときに重宝します。

アクリル絵の具でグラデーションをキレイにつくるには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

絵の具が乾かないように支持体を濡らしておく

アクリル絵の具は速乾性があるため、塗った場所からすぐに乾いていきます。

絵の具が乾いた状態でグラデーションをつくろうとすると、ムラになりやすくなります。

そのため、絵の具を塗る前に霧吹きなどで支持体を軽く濡らしておくのがポイントです。

しかし、支持体を濡らしすぎると逆にグラデーションがつくりにくくなるため、注意しましょう。

水滴が見える程度に濡らしておき、乾いたらまた濡らしていくようにしましょう。

また、アクリル絵の具に水分を含ませないのもキレイに塗るポイントです。

幅の広い刷毛や平筆を使って塗る

グラデーションをつくるときは、幅の広い刷毛や平筆で塗るのがポイントです。

幅の広い筆を使うことで色の境目を均等に塗れるため、キレイなグラデーションがつくれます

支持体のサイズに対して細い筆を使うと、塗ったところと塗っていないところができやすくムラになります。

また、絵の具が少ないとムラになりやすくなるため、初めから多めに出しておくのもポイントです。

アクリル絵の具でグラデーションを簡単につくる方法と手順

アクリル絵の具でグラデーションをつくる方法はいくつかあります。

なかでも、簡単かつキレイにグラデーションをつくる手順とコツを紹介します。

手順1:グラデーションをつくりたい絵の具を多めに用意する

まずは、グラデーションをつくりたい色のアクリル絵の具を準備します。

パレットに絵の具を出すときは、多めに出しておくのがコツです。

途中で絵の具が足りなくなると、準備している間に絵の具が乾いてしまいます。

乾いてしまうと絵の具の混ざり方が変わり、ムラになりやすくなるので注意しましょう。

手順2:支持体を霧吹きや刷毛で濡らしておく

アクリル絵の具はすぐに乾いてしまうため、霧吹きや刷毛などで支持体を濡らしておきます。

いきなり絵の具を塗り始めてしまうと、絵の具の馴染みが悪く、キレイに混ざりません。

支持体を濡らす際は、グラデーションの境目だけではなく、全体的に濡らしておくのがコツです。

手順3:グラデーションにしたい色を重ならないように境界まで塗っていく

グラデーションにしたい色を、濃い色から薄い色など明暗に従って塗っていきます。

その際、色と色は混ざらないように、境目まで塗っておきましょう。

手順4:乾いた刷毛でバツ印を描くように境界を塗っていく

幅の広い刷毛や平筆を使い、乾いた状態で塗っていきます。

色の境目をバツ印を描くようにして、何度も往復させるのがキレイに混ぜるコツです。

グラデーションにする色と色の境目から中心あたりを目安に、リズムよく筆を動かして馴染ませます。

絵の具が乾かないうちに素早く塗りましょう。

手順5:1度で終わらせずに2、3度繰り返す

グラデーションは、1度塗っただけで完成するわけではありません。

そのため、初めに塗ったときに筆の跡が残っていても塗り重ねて整えられます。

1度塗ったあとにグラデーションの様子を確認し、必要であれば手順を繰り返していきます。

なお、1度塗ったあとに画面が乾いていた場合は、軽く濡らしてから塗り重ねていきましょう。

アクリル絵の具でグラデーションをつくるのに便利な画材

アクリル絵の具でグラデーションをつくるには、刷毛や霧吹きなどを使います。

その他にも、グラデーションをキレイにつくるのに便利な画材を紹介します。

ローラーやスポンジ

グラデーションをつくる際に、ローラーがあると便利です。

ローラーは大きな面を均等に塗ることができるため、境目をキレイに塗れます。

とくに、大きなサイズの作品を制作する際は、作業の効率化も図れるので重宝します。

また、身近な道具で役立つのがスポンジです。

色の境目をスポンジで軽く叩くとぼかすことができるため、グラデーションがつくれます。

乾燥を遅らせるメディウム

アクリル絵の具は乾燥するのが速いため、グラデーションをつくるのは素早く行う必要があります。

しかし、大きなサイズの作品を制作するときなど、広い面でグラデーションをつくる場合は不便です。

そういったときは、アクリル絵の具の乾燥を遅らせるメディウムを利用します。

アクリル絵の具に混ぜるだけで乾燥するまでの時間が長くなるため、グラデーションをつくる際に重宝します。

グラデーションに限らず、アクリル画のさまざまな技法に使用できるのも利点です。

アクリル絵の具でグラデーションをつくるときの注意点

水分が多すぎるとムラやにじみの原因になる

前述したとおり、キレイにグラデーションをつくるには支持体を濡らしておくのがポイントです。

しかし、水分が多すぎるとムラやにじみができやすくなり、キレイなグラデーションができません。

そのため、不要な紙などで試してみて水分量の目安を覚えておくと便利です。

なお、支持体を濡らしたうえで絵の具まで水で溶いてしまうと上手くいかないため、注意しましょう

塗る度に筆についた絵の具を拭き取る

グラデーションをつくる際は、筆についた絵の具をこまめに拭うことが大切です。

何段階かに分けてグラデーションをつくるときは、筆に別の色がついているとキレイにいきません。

そのため、1度塗ったあとは筆を洗い、キッチンペーパーなどで水分を拭き取ってから次を塗りましょう

色の境目に不要な色が入らないように、境目の数に合わせて筆を用意しておくのも手です。

まとめ

今回は、アクリル絵の具でグラデーションを簡単につくる方法について紹介しました。

グラデーションはさまざまな表現に使われ、とくに海や空を描きたいときに重宝する技法です。

アクリル絵の具は乾燥が速いため、塗る前に支持体を濡らしておくのがポイントです。

色と色の境目をキレイに塗り重ねるためには、バツ印を描くように素早く塗りましょう。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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