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40代からでも画家になれる理由とは?絵を描き始めるのに年齢は関係ない
- 40代から画家を目指せるか知りたい
- 40代から本格的に絵を始めたいけれど不安
- 画家として活動するのに年齢は影響するか知りたい
上記のようなお悩みについてお答えします。
結論からいうと、画家になるのに年齢は関係ありません。
なぜなら、絵を描くことと年齢はまったく関係ないからです。
70代後半から本格的に絵を描き始めたグランマ・モーゼスのように、絵を描きたい気持ちさえあればいつからだって画家を目指せます。
この記事では、年齢と絵を描くことの関係性について遅咲きのアーティストを紹介しながら解説します。
この記事を読むことで、年齢を気にせず絵を描くことに打ち込めるようになるでしょう。
画家になるのに年齢制限はない
たとえば、40代からプロの野球選手やサッカー選手として活躍することは難しいと思います。
それは年齢による体力の衰えや、身体能力などの先天的なものが大きく関係するからです。
しかし、絵は何歳になっても描けますし、技術は才能ではなく後から学ぶことで身に付けられます。
美術史を見てみると、若いころからキャリアをスタートしている画家もいれば、晩年になってからデビューして後世まで名を残している画家もいます。
また、画業にはこれまで生きてきた経験を活かせるのもポイントでしょう。
つまり、歳を重ねてきたからこそ描ける絵、上手・下手とは別の説得力というものがあるのです。
なによりも魅力的な絵を描くのにもっとも必要になるものは、絵に対する熱量です。
40代から本当にやりたいことを始めるのはむしろ適正
若いときは同世代の人がテレビなどで活躍しているのを見て、自分に引け目を感じることもあるでしょう。
しかし、十代などの早い時期に「人生の目的」や「明確な目標」を見つけられる人はほんのひと握りです。
その人は相当ラッキーな人だと思います。
ただし、命題のような目的を見つけられたからといってうまくいくとは限りません。
40代は第2の思春期ともいわれ、「本当にやりたいことはなんだろう」「このままでいいのかな」と悩むことが増える年齢といわれています。
裏を返せば、やりたいことを始めるグッドタイミングと捉えることもできます。
内閣官房が行った「フリーランス実態調査結果」では、フリーランスの中心は40代以上が全体の7割を占めています。(参考:フリーランス実態調査結果|内閣官房日本経済再生総合事務局)
前述したとおり、画家になることは何歳からでも目指せます。
しかし、新しいことを始めるときは不安がつきものですよね。
こちらでは、画家として活動するにあたり多くの人が気になる点について見ていきましょう。
美大で専門的な教育を受けていないことを気にする必要はない
独学で絵を描いている人に、以下のような悩みが多く見られます。
- 美大を出ていないのでプロの画家になるのは難しい
- 専門的な美術教育を受けていないので自信が持てない
- 画家になるには正しい技術や知識を身につけなくてはいけない
たしかに美術の専門的な技術や知識があれば、うまい絵を描けるでしょう。
しかし、うまく描いた絵が必ずしも人気が出るわけではなく、むしろよくある面白味のない絵になってしまうことが往々にしてあります。
画家として重要なことは、描きたい絵に必要な技術や知識を身に付けることです。
わたしは大人になってから本格的に絵を描き始め、10年以上独学で描いています。
そのなかで身をもって気づいたことは、プロの画家として活動するためには
- 絵のうまさよりも自分のスタイルを確立する
- 作家や作品のファンになってくれる人をつくる
ということです。
自分に必要なことは何なのかを考えることで、自ずと学ぶべきものがわかります。
YouTubeやオンライン教室などでいくらでも学べる時代
いまの時代はYouTubeなどで、さまざまな人が絵の描き方などの情報を発信しています。
ひと昔前なら、絵画教室にお金を払って通わなければ得られなかった情報も無料で学べてしまいます。
プロの画家が情報を提供するチャンネルなどもあり、基本的なことは学べると思います。
また、集中してしっかり学びたければ、オンライン絵画教室を利用すれば自宅で学習することも可能です。
絵を学ぶ手段はいくらでもあるため、焦らず徐々に身に付けていきましょう。
まずは必要な画材をそろえて楽しむことが大切
これから絵を描き始める場合は、画材をそろえる必要があります。
といっても、画材は種類が多いため、どれを選んでいいのかわからない人も多いでしょう。
まずは、描いてみたい好きな画家の絵を見つけるのがおすすめです。
描きたい絵が決まると必要な画材も決まってきます。
有名な画材屋に「世界堂」があります。さまざまな画材を取り扱っており、オンラインでも購入可能です。
使ったことのない画材を購入する際は、いきなり高価なものをそろえるよりも、安いものでいいので1度使ってみることをおすすめします。
実際に使ってみたら思っていた使い方と違っていたり、自分に合わないと感じたりするものも多くあります。
わたしの場合でいうと、油絵具を使ってみたくて初心者セットを購入したものの、乾燥が遅かったり描くまでの手順が多かったりと、自分には合わなかった経験があります(今は油彩も好きですが)。
画材の特性などについてはこちらの記事にまとめているので、気になる方は参考にしてみてください。
絵を描くことに対してあまり構えずに、楽しく描いてみましょう。
画家は年齢に関係なく自分と向き合いながら絵を描き続ける忍耐力が必要
画家はひとりでコツコツと絵を描くことが仕事です。
絵はいきなり描けるようにはならないため、技法やコツの習得には時間を要します。
また、作品を販売してみてもなかなか売れなかったり、自分の絵を否定されたりなど、活動していくなかでつらい場面も出てくるでしょう。
画家として活動していくにはそういったことにもへこたれず、自分と向き合いながら絵を描き続ける忍耐力が必要です。
そこに年齢は一切関係ありません。
画家の心構えとしてしっかり持っておきましょう。
年齢に関係なく画家を目指すなら描いた作品を発表しよう
40代から画家として独立を目指すのは素敵なことだと思います。
ただ、会社員のときとは異なり、画家の制作は基本ひとりで行います。
ひとりで黙々と絵を描いていると、モチベーションが低下するときも出てきますが、それでも描き続けなければいけません。
モチベーションを保つためには描いた作品をホームページやインスタグラムなど、人目に触れるところに発表するのがおすすめです。
今の時代、SNSやYoutubeなどで世界中に自分の作品を見てもらう機会を使わない理由はありません。
作品を見た人からのコメントなど、反応があれば制作にも身が入ります。
また、SNSから販売やオーダー制作の依頼につながったり、グループ展などに誘われたりすることも少なくありません。
作品を通してコミュニケーションを取ることは、画家としての活動に役立ちます。
なお、他人の作品(絵や写真など)の模写や有名人の似顔絵などは、著作権などに抵触する恐れがあるため、掲載する前に確認が必要です。
年齢に関係なく作品を作り続けた遅咲きのアーティストを紹介
若いころは別の仕事をしていたり、歳を重ねてから評価を得たアーティストを紹介します。
彼らのことを知るだけでも、むくむくと勇気が沸いてきます。
伊藤若冲
江戸中期に活躍した伊藤若冲は、30歳ころから絵を描き始めたといわれています。
絵を描くこと以外に興味を持たず、芸事も酒も飲たしなまず、独身を貫きました。
当時の初老40歳で隠居し、本格的に絵を描き始めると、50歳で「動植綵絵」を発表し、世間に知られるようになります。
現在では日本の美術史に燦然と輝く傑作として、非常に高い人気を博しています。
アルフレッド・ウォリス
アルフレッド・ウォリスはイギリスの素朴派の画家です。
船乗りとして働き、妻が亡くなったことをきっかけに70歳ころから独学で絵を描き始めます。
ボール紙や板材に船舶用の塗料を用いて絵を描いていました。
偶然家の前を通りかかった画家のベン・ニコルソンとクリストファー・ウッドによって見出され、評価を得ていきます。
アカデミックな美術教育を受けた画家の絵にはない、独特の素朴さが魅力です。
ルイーズ・ブルジョワ
六本木ヒルズ前にある蜘蛛のブロンズ像「ママン」を作ったのが、ルイーズ・ブルジョワです。
パリで生まれ、アメリカに移住し、前衛的な彫刻作家として活動した女性です。
彼女は20代から作品を作り続けていましたが、72歳のときに行ったニューヨーク近代美術館の個展で、世界的な評価を得ます。
99歳で亡くなるまで精力的に作品を制作し続けました。
まとめ
画家になるのに年齢は関係なく、40代からでも画家として活躍できます。
とくに40代はこれからの生き方に悩みやすい年代であり、統計上でもフリーランスで働く40代は多くいます。
わたしも40代でフリーランスになり、画家として独立するために日々学びながら活動しています。
画家になるという熱量さえあれば、つらいことも耐えられるはずです。がんばりましょう。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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