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【アクリル絵の具】ドリッピングのやり方|適したメディウムも紹介

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  • アクリル絵の具でドリッピングがやりたい
  • ドリッピングで描くコツが知りたい
  • ドリッピングに適したメディウムが知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

ドリッピングは、支持体に絵の具を垂らして描く絵画技法です。

筆で意図的に描く方法では得られない、独特の表現ができます。

絵を描くことが苦手な人でも、楽しく描くことができる技法です。

そこで今回は、アクリル絵の具を使ったドリッピングのやり方についてわかりやすく解説します。

目次

ドリッピングとは

ドリッピングはキャンバスや紙を床に置いて、絵の具を垂らしたり飛び散らしたりして描く技法です。

1940年代後半に、アメリカの抽象表現主義の画家ジャクソン・ポロックによって確立され、広まりました。

身体的な動きや偶然性が画面に影響し、絵の具の重なりや混ざり合いが意図しない模様をつくります。

キャンバスに筆で描く一般的な画法と異なり、対象物を描かないのも特徴です。

ドリッピングに似た技法に、絵の具を流し込むポーリング技法などもあります。

複数の技法を組み合わせることで、幅広い表現をすることができるでしょう。

ドリッピング技法に必要な画材や道具

ドリッピングで描くために、まずは必要な画材や道具を用意しましょう。

画材・道具目的・用途
アクリル絵の具アクリル絵の具は、粘度の低いソフトタイプの方がドリッピングに向いています。
薄めずそのまま垂らすことができ、溶く場合も少量の水で済みます。
支持体(キャンバス、水彩紙など)紙に描く場合は、画用紙よりも絵の具を溶いた水分でヘタりにくい水彩紙が良いでしょう。
筆(平筆や刷毛)幅の広い平筆や刷毛の方が絵の具を多く含めるので、垂らしたり飛び散らしたりしやすいです。
また、大きさの異なる筆を使い分けることで、水滴の大きさや線の太さを変えられます。
容器(紙コップなど)絵の具はある程度の量を使うので、絵皿よりも深さのある紙コップやプラスチック容器などが便利です。
ストローやスポイトなど垂らした絵の具をストローで吹いたり、スポイトで垂らしたりすることで、さまざまな表現ができます。
ブルーシートやクラストマスカー絵の具が飛び散るため、汚れないよう周囲の養生に使います。

上記の他にも使えそうな道具があれば、どんどん使ってみましょう。

アクリル絵の具でドリッピングするやり方

アクリル絵の具でドリッピングするやり方について解説します。

絵の具が飛び散っても汚れないように養生する

ドリッピングは上から絵の具を垂らして描くので、どうしても飛び散ります。

とくに水で溶いた粘度の低い絵の具は、思っているよりも広範囲に飛びます。

絵の具を付着させたくないところは、ブルーシートや新聞紙などでしっかり養生しておきましょう。

なお、クラストマスカーであれば壁や床の養生に使えるのはもちろん、完成後の作品を保存するのにも使えるのでおすすめです。

クラストマスカーはマスキングテープの下に薄いクラフト紙がついたシートで、アクリル絵の具にくっつきにくいのも利点です。

使いたい色のアクリル絵の具を準備する

初めに使いたい色数を決めておくと、スムーズに作業ができます。

絵の具を水で溶く場合は、紙コップなどの深さのある容器が便利です。

絵の具が硬いと上手く垂れないので、水の量を調整して好みの粘度をつくります。

水彩風にしたい場合は水量を多めにし、絵の具の盛り上げを残したい場合は少な目にしましょう。

キャンバス・水彩紙などの支持体を準備する

支持体を平らな場所に置いて準備します。

その際、支持体を床から浮かしておくと、垂れた絵の具と支持体が付着するのを防ぎます。

紙の場合は、動かないようにマスキングテープなどで固定しておきましょう。

支持体には、下地剤のジェッソを塗っておくと絵の具の発色や定着が良くなります。

また、カラージェッソなどで色をつけておくと、白い画面で描くのとは異なる効果や表現が得られます。

絵の具を垂らして描く

準備ができたら実際に描いていきましょう。

基本となる色を平筆や刷毛につけ、支持体の上から垂らしていきます。

このとき、筆が支持体に触れてしまうと筆の跡が残ったり、絵の具の盛り上がりが崩れるので注意しましょう。

別の色に変えて、縦横に方向を変えながら自由に筆を走らせて描きます。

また、筆を使わず、容器から直接垂らしても違った表現になります。

行為は同じでも絵の具の色や垂らす位置、支持体の方向を変えたりすることで、表現の幅は無限に広がっていきます。

スポイトやストローを使ってみる

筆ではなく、スポイトで垂らすとおもしろい表現になります。

また、水量のある絵の具を垂らして、ストローで息を吹きかけると絵の具が飛び散ります。

支持体を傾けて、絵の具を流して模様をつくるポーリング技法を組み合わせても良いでしょう。

調味料のボトルなどを使うと垂らす絵の具の量が調節しやすく、狙ったところに垂らしやすくなります。

ドリッピングに使えそうな物があれば、どんどん試してみましょう。

ドリッピングに適したメディウム

アクリル絵の具にはメディウムが豊富に販売されています。

なかには、ドリッピングするのに適したものもあるので表現の幅も広がります。

ストリングジェルメディウム(リキテックス)

絵の具の粘度を強めるメディウムです。

ウェットで光沢があり、厚みのある面や立体的な線を引くことができます。

絵の具の伸びが良くなるので、長い線を引くことが可能です。

また、定着力や耐久性も上がるので、保存性も高まります。

ポーリングメディウム(リキテックス)

絵の具に混ぜると、別々の色同士が混ざらなくなるメディウムです。

こちらもウェットで光沢があり、絵の具の粘度を抑えてなめらかにします。

絵の具の色が混ざらないので、垂らし込んだり流し込んだりすることでマーブル模様をつくれます。

また、絵の具の透明度も保ち、定着力や耐久性を保ちます。

ドリッピングで描く際のコツと注意点

ドリッピングで描く際は、コツを押さえておくと便利です。

また、注意点もあるので確認しておきましょう。

支持体からはみ出すように大きく描く

ドリッピングをするときは、支持体からはみ出るように描くのがコツです。

筆を大きく動かすことで長いラインがつくりやすく、絵の具の流れや勢いのある画面に仕上がります。

絵の具がはみ出ないようにと気にしすぎると、絵も縮こまってしまうので注意しましょう。

絵の具が乾くまで支持体を動かさない

アクリル絵の具は速乾性がありますが、絵の具が重なった部分や厚さのある部分はすぐに乾きません。

そのため、乾く前に支持体を動かさないよう注意が必要です。

乾く前に支持体を傾けると絵の具が流れて混ざったり、模様に変化が起きてしまいます。

なるべく早く乾かしたいときは、ドライヤーなどを使って乾かすと良いでしょう。

絵の具が厚くなりすぎるとひび割れの危険がある

ドリッピングで垂らした絵の具が重なり合うと、厚みができます。

あまり厚すぎると、乾いたときにひび割れの原因になります。

そのため、厚みが出そうなところは一旦乾かしてから、描き進めるようにするのがコツです。

また、アクリル絵の具を水で薄めると強度が下がるため、薄めすぎには注意しましょう。

耐久性が気になる場合は、絵の具にメディウムやジェッソを混ぜて使うとひび割れ防止になります。

まとめ

今回は、アクリル絵の具でドリッピングをやる方法について解説しました。

ドリッピングは、絵の技術がなくても使える技法なので、誰でも楽しく描くことができます。

筆を動かす方向や支持体の向き、メディウムなどを使うことで幅広い表現ができます。

お子さまと一緒に描くこともできるので、試してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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