オイルパステルの使い方と基本的な技法|あると便利な道具も紹介

※当サイトは商品プロモーションを含む場合があります。

  • オイルパステルの使い方を知りたい
  • オイルパステルの基本的な技法を知りたい
  • オイルパステルに使える道具が知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

オイルパステルは子どもからプロの画家まで使っている画材です。

初めてでも簡単に描けますが、基本的な技法を知っていると表現の幅が広がります。

そこで今回は、オイルパステルの使い方や基本的な技法についてわかりやすく紹介します。

この記事を読むことで、初心者でも多彩な表情のオイルパステルアートが描けるようになるでしょう。

オイルパステルの使い方とは

オイルパステルはクレヨンよりもやわらかく、伸びや発色がよいのが特徴です。

絵の具のように筆を使わず直接手に持って描画するため、直感的に絵が描けるのも魅力といえます。

描く前に準備するもの

  1. オイルパステル
  2. キッチンペーパー

「オイルパステル」は各メーカーから色数をそろえたセットで販売されています。

初めて使う場合は、12本から24本前後の基本色をそろえたものがおすすめです。

色数は多いほうが多彩な表現がしやすいため、徐々に増やしていくとよいでしょう。

「紙」は表面に凹凸があるほうが定着しやすくしっかり描けます。

パステル紙や水彩紙、画用紙を用意しましょう。

パステル用のスケッチブックには、色移りしないように1枚毎に薄いペーパーが付いているタイプもあります。

「キッチンペーパー」はオイルパステルに付いたほかの色を拭き取るのに使います。

オイルパステルは粘着性があり、重ね塗りなどした際にほかの色が付着します。

描く前に拭き取らないと意図しない色が出てしまうため、必ずチェックしましょう。

また、ティッシュだと破れてオイルパステルに付着する場合があるため、キッチンペーパーをおすすめします。

線・面で描き分ける

オイルパステルの形状には、丸型・角型があります。

丸型も角型も線を引けますが、繊細な描写には角型のほうが適しています。

しかし、丸型も塗っていると先端が変形するため、線を引きにくいとわけではありません。

また、オイルパステルを折って横にして面で塗ることもできます。

広範囲を塗りたいときなどに便利です。

オイルパステルの基本的な技法

オイルパステルの基本的な技法を紹介します。

初心者でも簡単にできるため、アート制作に活かせます。

混色

オイルパステルはやわらかく、指で伸ばして混色することが可能です

絵の具のようにパレットで混色せず、画面で直接色をつくります。

少ない色数でも多彩な色を表現するできるのもオイルパステルの魅力です。

重ね塗り・盛り上げ

オイルパステルは、色の上にほかの色を重ねられるのも特徴です

絵の具のように混ざらないため、複雑な色合いを簡単につくることができます。

また、油絵のように盛り上げることもできます。

パレットナイフなどで迫力のある描画ができるのもポイントです。

ぼかし・グラデーション

オイルパステルは、色を指でこすることでぼかし表現ができます

また、テレピンやペトロールなどの揮発油を布に含ませてこすってもぼかし効果を得られます。

2色以上の色の境界線をぼかせばグラデーションをつくることも可能です。

とくに伸びのよいやわらかめのオイルパステルは、グラデーションがキレイにできます。

スクラッチ(削る)

オイルパステルの表面を爪や爪楊枝などで引っ掻く技法です

色を重ね塗りした後で表面を削ると下の色が出ます。

色数が多いほど削ったときに豊かな表現になり、一番上に黒を塗って削ると下層の色が目立ちます。

凹凸のある表現をしたいときにも効果的です。

オイルパステルアートに利用できる便利な道具

綿棒

オイルパステルは指で簡単に伸ばすことができます。

しかし、細かいところは指でやりにくいため、綿棒があると便利です。

色を伸ばす以外にも細かな調整をする際にも使えます。

色鉛筆・白色マーカーペン

オイルパステルと色鉛筆を併用することでより多彩な表現ができます。

下描きや微調整する際にも色鉛筆があると重宝します。

色鉛筆は油性と水性がありますが、オイルパステルは油分を含んでいるため、油性のほうが相性がよいです。

また、ハイライトを入れたいときは白色のマーカーペンがあると便利です。

テレピン・ペトロール(溶剤)

オイルパステルは、油絵具で使われるテレピンやペトロールなどの溶剤を利用できます。

溶剤を布やコットンなどに染み込ませてオイルパステルをこすると溶けるため、薄く伸ばせます。

背景などの広範囲な面を塗るときに便利です。

また、綿棒につけて細かいところをぼかしたいときにも効果的です。

保護スプレー

オイルパステル画は、触れると崩れたり色移りしたりしてしまいます。

そのため、完成後は表面に保護剤を塗布しておきましょう。

また、保護剤を塗布した上から塗るとキレイに重ね塗りができます。

まとめ|多彩な技法を活かしてオイルパステルアートを楽しもう

本記事では、オイルパステルの使い方や基本的な技法について紹介しました。

オイルパステルは簡単に扱えて、多彩な表現ができるのが魅力です。

重ね塗りやぼかしなどの描画法を用いてアート制作を楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、色鉛筆があると細かな描き込みや仕上げの調整に重宝します。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

  • URLをコピーしました!