アクリル絵の具に適したパレットとは?代用品や自作方法も紹介

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  • アクリル絵の具に適したパレットが知りたい
  • パレットの種類や使い方を知りたい
  • パレットに使える代用品が知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

アクリル絵の具で絵を描く際にパレットは欠かせない画材です。

ひと口にパレットといっても種類によって素材や形状が異なるため、アクリル絵の具に不向きなものもあります。

そこで今回は、アクリル絵の具に適したパレットについて解説します。

また、代用品や自作する方法も紹介するので参考にしてください。

この記事を読むことで「パレット」について理解が深まり、より快適に制作を進められるでしょう。

目次

パレットの種類や選び方

パレットは絵を描くときに絵の具を出しておいたり、混色したりする画材です。

学生時代にプラスチックのタイプを使っていた方も多いのではないでしょうか。

他にも、画家が手に持っているような木製のタイプや金属製、陶器製などもあります。

どのパレットも用途は同じですが、絵の具の種類によって向き不向きがあります

絵の具には大きく分けて水性と油性の二種類があり、それぞれ特性が異なります。

アクリル絵の具は乾燥が速く、乾くと耐水性になって固まるため、水で洗ってもなかなか落ちません。

そのため、アクリル絵の具の特性に合ったパレットを選ぶことが大切です。

アクリル絵の具に適したパレット

アクリル絵の具は水で溶かすことができますが、乾くと耐水性になり固まってしまいます。

固まると水で洗っても落ちにくく、パレットに汚れが残りがちです。

ストレスなく制作するためにも、アクリル絵の具に向いているパレットを選ぶようにしましょう。

ペーパーパレット

ペーパーパレットは、表面に撥水加工を施した紙製のパレットです。

十数枚重ねて綴じられており、サイズも豊富なので用途にあわせて選べます。

一枚ずつ剥がせるため、アクリル絵の具が固まっても簡単に切り捨てられるのが利点です。

アクリル絵の具に適したパレットですが、使い切りなのでコストが掛かります。

ウェットパレット

ウェットパレットは水分を含ませたスポンジの上に紙パレットを敷いたものです。

アクリル絵の具は速乾性のため、描いている間にどんどん乾いていってしまいます。

ウェットパレットであれば下部のスポンジが保湿するため、絵の具の乾きを遅らせることが可能です。

また、蓋付きのボックスタイプなので、絵の具を残した状態で中断しても蓋をしておけばそのまま保管できます

陶器製パレット

陶器製のパレットは絵の具皿と呼ばれ、日本画や水墨画を描く際によく使われます。

丸皿の他に、皿部分が複数に仕切られている梅皿や菊皿などがあります。

広い面を塗るときなど、アクリル絵の具を水で溶かして量を多くつくる場合に便利です。

余ったときは霧吹きで水分を含ませてからラップをかけておくと数日間保存できます。

水で洗いやすく、色の沈着も少ないのでキレイな状態を保ちやすいのが特徴です。

アクリル絵の具が乾いてしまっても、水に漬けておけば簡単に洗い落とすことができます。

パレットの代用品になるもの

紙パレットがなくなってしまったときやちょっと絵を描きたいときなど、代用品を利用することも可能です。

牛乳やジュースなどのパックは、水分が染みない内側をパレット代わりに使えます

描き終えたら捨てるだけなので洗う手間もなくお手軽です。

また、ダンボールにサランラップを巻いてパレットに使うこともできます

絵の具が乾いたらサランラップを替えることで、新たな状態で使えるのも便利です。

アクリル絵の具に適さないパレット

他の絵の具には向いていても、アクリル絵の具に適していないパレットもあります。

適したパレットを選べるように、それぞれの特徴を押さえておきましょう。

プラスチックパレット

小学校などで使われるプレスチック製のパレットは、主に水彩絵の具で利用されます。

アクリル絵の具で使うこともできますが、乾く前に洗い落とさないとこびり付いてしまいます。

乾いてしまうと水で洗っても落ちず、色が沈着して汚れが残ってしまうのが難点です。

制作中に絵の具を気にしていては集中できないため、アクリル絵の具には向いていません。

木製パレット

木製パレットは、主に油絵を描く際に使われています。

丸型や二つ折りなど種類も豊富で、素材によって価格に幅があるのも特徴です。

アクリル絵の具の場合は、乾いて固まるとこびり付いて落とせなくなるため向いていません。

なお、木製パレットを使うのには、絵の具を置いたり混色したりする以外の理由もあります。

油彩が主流であった当時は、キャンバスの下地に茶系の色を塗って描くのが一般的でした。

木製のパレットは画面と同じ茶色なので、パレット上で色味を確認する意味があったのです。

金属製パレット

スチールやアルミなどを使った金属製のパレットです。

一般的に表面はホーロー加工が施されており、アクリル絵の具を使うこともできます。

比較的落としやすいですが、絵の具が乾いてしまうとどうしても落ちにくくなります。

強度は高いですが物によっては重量感があり、持ち運びや手に持って描くには不便といえます。

また、他のパレットと比べて価格が高めなので、アクリル絵の具で使うメリットはあまり感じられません。

ウェットパレットを自作する

アクリル絵の具が乾きにくいウェットパレットは、自作することも可能です。

作り方を知っておくと、たくさんの色の絵の具を出して描きたいときなどに便利です。

使う道具は100均でそろえられるので、お手軽に作成できます。

自作するための準備

ウェットパレットを自作するのに必要な道具は以下のとおりです。

  • 蓋つきの薄いケース
  • スポンジ(平べったいもの)
  • 紙パレット(クッキングペーパーでも代用可)

道具は100均でそろえることができます。

蓋つきの薄いケースは、紙パレットに合ったサイズを選びます。

スポンジは自分でカットして使うような、平らのものがおすすめです。

紙パレットがなければ、クッキングペーパーを代用することも可能です。

ウェットパレットの作り方

作り方は簡単です。

まず、蓋つきのケースの中にスポンジを敷きます。

サイズが大きい場合はカットして、小さい場合は上手く収まるように詰めます。

次にスポンジに水分を含ませます。

まんべんなく浸るようにたっぷりと水分を含ませるのがポイントです。

あとはスポンジの上に紙パレットを敷けばおしまいです。

紙パレットがない場合は、クッキングペーパーやトレーシングペーパーを代用してもいいでしょう。

乾燥を遅らせるメディウム

アクリル絵の具の乾燥を遅らせたい場合、メディウムを使うこともできます。

絵の具に混ぜることで、乾燥する時間を遅らせることが可能です。

時間をかけながら塗りたいときやグラデーションをつくりたいときなどに便利です。

アクリル絵の具の特性を理解してパレットを選ぼう

今回は、アクリル絵の具に適したパレットについて紹介しました。

アクリル絵の具は乾くと耐水性になり、水では落とせなくなってしまいます。

記事で説明した内容を以下にまとめたので改めて確認しておきましょう。

スクロールできます
パレットの種類アクリル絵の具
ペーパーパレット
ウェットパレット
陶器製パレット
プラスチックパレット
木製パレット
金属製パレット

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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