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ミニマルアートとは?代表的な作家や作品も紹介【5分でわかる美術用語】

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  • ミニマルアートについて簡単に知りたい
  • ミニマルアートが登場した背景が知りたい
  • ミニマルアートの代表的な作品を知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

近年では「ミニマリズム」という言葉をよく聞きますが、美術にも「ミニマルアート」というものがあります。

なんとなくシンプルな様式なんだろうな、ということはわかりますよね。

しかし、具体的にどのようなアートを指すものなのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ミニマルアートについてわかりやすく解説します。

この記事を読むことでミニマルアートの理解が深まり、アートをより一層楽しめるようになります。

目次

ミニマルアートとは

ミニマルアートとは、1960年代のアメリカを中心に彫刻や絵画の分野から広がった芸術様式です。

色や形状を最小限までそぎ落とし、反復・連続させた幾何学的なパターンが見られます。

先行していた抽象表現主義を批判すると同時に、抽象性をさらに追及していきました。

また、同時代に展開されていたポップアートへの反動という側面も持っています。

人と物との関係性を突き詰めたミニマルアートは、概念を重視したコセンプチュアルアートへとつながっていきました。

日本においては、自然素材に手を加えず表現する「もの派」にも影響を与えています。

ミニマルアートの特徴

ミニマルアートは装飾や説明的な部分をできる限りそぎ落とし、シンプルに表現するのが特徴です。

突き詰めたシンプルな形や色を反復・連続させ、幾何学的なパターンで表現します。

また、作品を展示する場所を重視する「サイトスペシフィック(場の固有性)」も特徴です。

美術館の広さや光の当たり具合など、作品と空間との関係性が展示に影響します。

使われる素材や造形に決まりはありませんが、とくに彫刻作品ではひとつの素材で表現されることが多いのも特徴です。

ミニマルアートはそれまでの概念に縛られず、抽象性を純粋に追求した芸術様式といえるでしょう。

ミニマルアートの代表的な作家や作品

ミニマルアートの代表的な作家や作品について紹介します。

ドナルド・ジャッド

英語版ウィキペディアのInfoart, パブリック ドメイン, via Wikimedia Commons

ドナルド・ジャッドは、ミニマルアートを代表するアメリカのアーティストです。

情念的で混沌とした抽象表現主義を批判し、美術評論家としても評価を得ました。

ドナルドの作品は、金属やプレキシグラスなどの工業素材を使って箱型に重ねるのが特徴です。

1965年には、自身の作品を従来の絵画や彫刻とは異なる「スペシフィック・オブジェクト」と定義しました。

壁に箱型の立体を縦一列に連続して並べる「スタック」シリーズは、ミニマルアートを象徴する作品として有名です。

フランク・ステラ

フランク・ステラは、アメリカ・マサチューセッツ州出身の画家・彫刻家です。

ネオダダの作家ジャスパー・ジョーンズの「旗」の縞模様に影響を受け、ミニマルアートの先駆的となる作品を制作し始めます。

代表作には、キャンバスに左右対称の黒い縞模様を描いた「ブラック・ペインティング」シリーズがあります。

その後もキャンバスを変形させる「シェイプド・キャンバス」など、次々と作風を変え、湾曲した奇抜な彫刻作品も手掛けています。

カール・アンドレ

Gerardus, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

カール・アンドレは、ミニマルアートを代表するアメリカの彫刻家です。

フランク・ステラと同じマサチューセッツ州の出身で、ステラとアトリエを共にし、影響し合いながら制作しました。

アンドレはレンガやブロック、金属などの素材を加工せず、そのまま床に広げて置く作品を手がけました。

代表作品には、耐火レンガを2層に積み重ねて置いた「ブリックス(Equivalent VIII)」などがあります。

1978年には、東京の南青山にて個展を開催しています。

まとめ

今回は、ミニマルアートについて紹介しました。

ミニマルアートは抽象性を追究し、形や色をシンプルに表現する芸術様式です。

装飾性や感情的な要素を排除した形や色を反復・連続させることで、モノの本質を表します。

作品と空間の関係性を重視して展示されるため、体験的に鑑賞できるのも特徴的なアートです。

ミニマルアートは、後のコンセプチュアルアートにつながっていきました。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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