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ポストモダニズムとは?代表的な作家や作品も紹介【5分でわかる美術用語】

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  • ポストモダニズムについて簡単に知りたい
  • ポストモダニズムが登場した背景が知りたい
  • ポストモダニズムの代表的な作家を知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

美術史には多様な用語が登場しますが、そのなかに「ポストモダニズム(ポストモダン)」というものがあります。

日本語では「近代以後」を意味し、「現代アート」に括られることもあります。

美術以外の分野でも使われる用語ですが、具体的にどのような芸術を指しているのでしょうか。

そこで今回は、ポストモダニズムについてわかりやすく解説します。

この記事を読むことでポストモダニズムの理解が深まり、アートをより一層楽しめるようになります。

目次

ポストモダニズムとは

ポストモダニズムとは近代以後を意味し、20世紀半ばから美術・文学・建築などの広い分野で起きた思想運動です。

近代とは、19世紀末から起きたモダニズム(近代主義)を指しています。

モダニズムとはそれまでの伝統から脱却し、新しい表現を求めた芸術運動です。

ポストモダニズムは脱近代主義を目指したとする一方で、モダニズムの延長上に発展したともいえます。

芸術様式は前衛的で、以下のようなものが挙げられます。

  • コンセプチュアルアート
  • インスタレーション
  • インターメディア
  • マルチメディア
  • ビデオ・アート

幅広い表現形態が存在し、「現代アート」や「近現代芸術」と括られることもあります。

モダニズムについては、こちらの記事にまとめています。

ポストモダニズムの特徴

ポストモダニズムの特徴は、芸術の在り方を問い直す思想的な側面が強いところです。

従来の考え方や手法に縛られず、工業的な素材やポップカルチャーなどを用いて総合的に「芸術」を創作します。

また、ハイアートやローアートを区別せずに混同し、ファインアートや大衆文化を利用して社会批判などを行いました。

創造性に重点は置かれておらず、コンセプチュアルに表現されるのも特徴のひとつです。

なかには、一般的に「ゴミ」として扱われるものを使い、見る者に芸術性を委ねるような姿勢も特徴といえるでしょう。

ポストモダニズムの代表的な作家や作品

日本人でいうと、斉藤陽子や村上隆などもポストモダニズムの作家に挙げられます。

こちらでは、代表的な作家や作品を紹介します。

アンディ・ウォーホル

Jack Mitchell, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

ウォーホルは、ポップアートを代表するアメリカのアーティストです。

絵画だけでなく、ロックバンドのプロデュースや映画製作などマルチに活躍しました。

有名な「32のキャンベルスープの缶」は、アメリカの資本主義や大量消費を揶揄した作品です。

また、シルクスクリーンの技法を用いて大量制作することで、その空虚さを表現しました。

ジェフ・クーンズ

「パピー」ビルバオ・グッゲンハイム美術館
写真: アンドレアス・プレフケ, パブリック ドメイン, via Wikimedia Commons

ジェフ・クーンズはアメリカの芸術家で、キッチュなイメージ(安っぽい、俗悪的)を使った絵画・彫刻などで知られています。

ウサギのおもちゃを巨大にした「スタチュアリー(Statuary)」や、一見すると風船のように見える金属製の「バルーン・ドッグ(Balloon Dog)」などがあります。

ポップアートをさらに発展させたような表現様式で、アート業界に物議を巻き起こし、炎上や訴訟など話題の多いアーティストです。

オノ・ヨーコ

ジョン・レノンの妻として世界的に有名なオノ・ヨーコですが、若いころから前衛芸術家として活動していました。

床にキャンバスを置いて観客が踏みつけることで完成する「踏まれるための絵画」や、観客がはさみで衣装を切り取る「カット・ピース」などのパフォーマンスを行っています。

ジョンと出会ってからは共に創作活動を行い、平和運動活動家としても有名です。

2009年に第53回ヴェネツィア・ビエンナーレにて、日本人で初となる生涯業績部門の金獅子賞を受賞しています。

まとめ

今回は、ポストモダニズムについて紹介しました。

ポストモダニズムは、モダニズムの反発から発展した思想運動です。

従来の表現に縛られず、コンセプチュアルな手法などを用いて、社会批判や芸術の在り方を見る者に問います。

コンセプチュアルアートについては、こちらの記事にまとめています。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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