描き終わった作品の保存・保管方法について画材別に解説【アナログ絵】

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  • 描いた後の絵をどうやって保存したらいいかわからない
  • 作品が劣化しないように保管する方法を知りたい
  • 描いた後に保護剤を使ったほうがいいのか知りたい

上記のような悩みについてお答えします。

描き終わった後の作品は、大切に保存したいですよね。

販売予定の作品については、劣化してしまうと販売できないことにもなりかねません。

保存・保管する方法は、アクリル絵の具や水彩絵の具などの画材によっても異なります。

そこで今回は、描き終わった後の作品の保存・保管方法について紹介します。

目次

描き終わった作品の保存・保管方法は画材によって異なる

絵を描くときに使う画材はさまざまあり、それぞれ特性が異なります。

定着の良さや経年変化の受けやすさなど、画材の特徴を知ることで保存方法に役立ちます。

また、保存場所によって紫外線や湿気の影響が変わるのもポイントです。

とくに紙の場合は黄ばみやカビが発生しやすいため、注意が必要です。

大切な作品をきれいな状態で保つためにも、画材に合わせてしっかり対策しておきましょう。

アクリル絵の具の保存・保管方法

アクリル絵の具は壁画様に開発されたこともあり、耐久性が高く日光にも強い画材です。

ただし、アクリルガッシュはアクリルに比べて耐久性・耐光性が低くなります。

アクリル絵の具に強度はありますが、画面にホコリや汚れが付いてしまうと劣化しやすくなるため、保護剤を塗布しておくことをおすすめします。

保護剤を塗布しておくと、画面を保護できるうえホコリなどを除去しやすくなります。

また、キャンバスの木枠や紙などの支持体も日光や湿気の影響を受けるため、保存場所には気をつけましょう。

保管時は、クラストマスカーで被せてプチプチでなどで保護しておくのがおすすめです。

クラストマスカーはマスキングテープの下に薄いクラスト紙が付いたシートで、アクリル絵の具に付きにくいのも利点です。

水彩絵の具の保存・保管方法

水彩画は主に紙に描かれるため、折れや汚れないようファイルブックに収納しておくのがおすすめです。

文房具店にあるファイルブックのほか、ポートフォリオにも使えるアートファイルもあります。

作品をひとつにまとめられるうえ、見返したり誰かに見せたりするときに役立ちます。

額装などして部屋に飾る場合は、紫外線対策としてUVカットの保護剤などを塗布しておくと安心です。

また、水彩画用の保護剤を塗布することで、防カビ対策にもなります。

パステル・クレヨン・色鉛筆の保存・保管方法

パステル・クレヨン・色鉛筆などの画材は、定着が弱いため画面保護が重要です。

描き終わった後は、フィキサチーフなどの定着材を必ず塗布しましょう。

クレヨンやオイルパステルなどは、定着材を塗布しても直接触ると変形することもあります。

そのため、水彩画と同じようにファイルブックや額装して保存しておくのがおすすめです。

紙作品は、紫外線や湿気にも注意して保存しましょう。

ペン・インクの保存・保管方法

イラストなどでよく使用されるペンやインクは染料系の画材です。

とくにカラーインクは紫外線による劣化を受けやすく、退色していきます。

そのため、直射日光が当たらない場所で保存することが重要です。

湿気によるカビ対策にも配慮しておきましょう。

画材にかかわらず保存・保管時に共通する注意点

画材にかかわらず、保存・保管する場所は重要です。

とくに紙は耐久性が弱いため、保存場所に配慮することが大切です。

直射日光に注意する

直射日光は人体にも影響するように、さまざまなものに影響を与えます。

画材もその他にもれず、紫外線対策が必要です。

日が当たらない場所に保存するのはもちろん、UVカットの保護剤などを使うのもおすすめです。

また、額装する場合も、UVカット付きのアクリル面が使われているものだと安心です。

湿気に注意する

紙の支持体の場合、湿気によるカビ対策は欠かせません。

一度発生してしまうと、カビの除去することは困難です。

ホコリや汚れによってもカビが発生するため、部屋に飾る場合には額装するのがおすすめです。

水気の多い場所や通気性の悪い場所は避けましょう。

保護剤を塗布する

それぞれの画材に合わせて保護剤が販売されています。

保護剤には防カビ効果があるものもあり、作品の状態を保つのに有効です。

とくに、定着の弱いパステルや鉛筆などは定着材が必須です。

また、ホコリや汚れを付きにくくする働きもあるのも利点といえます。

まとめ

今回は、描き終わった作品の保存・保管方法について画材別に解説しました。

画材はアクリル絵の具や水彩絵の具など種類が多く、それぞれ特性があります。

そのため、画材に適した保存・保管方法をすることが大切です。

とくに直射日光や湿気に注意しておきましょう。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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