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ルネサンスとは?代表的な画家や作品も紹介【5分でわかる美術用語】

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  • ルネサンスについて簡単に知りたい
  • ルネサンス美術が登場した背景を知りたい
  • ルネサンスの代表的な画家を知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

美術史によく登場する用語に、「ルネサンス」というものがあります。

「モナ・リザ」の作者としても有名なレオナルド・ダ・ビンチも、ルネサンス期に活躍した人物です。

そこで今回は、ルネサンスについてわかりやすく解説します。

この記事を読むことでルネサンスの理解が深まり、アートをより一層楽しめるようになります。

目次

ルネサンスとは

ルネサンスとは「再生・復興」といった意味合いで、古代ギリシャやローマの文化を復興させようという文化運動です。

14世紀から16世紀にかけてイタリアを中心に起こり、ヨーロッパ全土へと広がりました。

ルネサンス以前はキリスト教の教えが支配しており、苦しみが美徳とされる神がすべての世界でした。

そこで古代ギリシャやローマのように、もっと人間らしい文化を取り戻そうというのがルネサンスです。

運動は美術にかぎらず、建築・音楽・思想などの各分野で起きます。

キリスト教の神が中心であった時代に、禁忌である自然の美や現実の世界を表現していきました。

また、油彩技術が発展したことで、テンペラやフラスコに変わっていったのも大きな特徴です。

ルネサンスには初期・盛期・後期の時代がある

ルネサンスには、大きく分けて「初期ルネサンス」「盛期ルネサンス」「後期ルネサンス」があります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

初期ルネサンス

14世紀から15世紀の初期ルネサンスでは、絵画の夜明けともいわれる革新が起きます。

初期ルネサンスの三大巨匠
  • 「人間性」を尊重した彫刻家のドナッテロ
  • 「線遠近法」を発明した建築家のブルネレスキ
  • 「人間性」「線遠近法」を絵画に落とし込んだマサッチオ

それまで平面的であった絵画の世界に、遠近法が持ち込まれ、リアリティが生まれます。

また、人間の肉体や感情といったものが表現され、絵画技法が大きく進歩しました。

盛期ルネサンス

15世紀から16世紀初頭の盛期ルネサンスはわずか30年と短いですが、イタリアの美術が頂点を迎えた時代です。

美術史において世界の三大巨匠とも呼ばれる3人が、同時代に活躍しました。

盛期ルネサンスの三大巨匠
  • 「モナ・リザ」や「最後の晩餐」のレオナルド・ダ・ヴィンチ
  • 「ダビデ像」や「最後の審判」のミケランジェロ
  • 「アテネの学堂」のラファエロ

当時の最大のパトロンは、銀行業で巨大な財を成し、権力を持っていたメディチ家です。

なかでも「ヴィーナスの誕生」で有名なヴェチェッリオはメディチ家と深く関係し、恩恵を受けています。

ヴィーナスの誕生(1483年頃)
Sandro Botticelli, Public domain, via Wikimedia Commons

後期ルネサンス

皇帝軍によるローマ略奪により、盛期ルネサンスは終わりを告げます。

略奪後のローマが荒廃していた時期を、後期ルネサンスと呼びます。

後期ルネサンスでは、夭折してしまうジョルジョーネやその弟子のティツィアーノなどのヴェネチア派が活躍します。

眠れるヴィーナス(1510年頃)
ジョルジョーネ, Public domain, via Wikimedia Commons

また、ミケランジェロを起点とする、人体を誇張して描くマニエリスムもこの時期の作品です。

ルネサンスの代表的な画家や作品

ルネサンスの代表的な画家といえば、やはり盛期ルネサンスの三大巨匠でしょう。

この天才たちが、同時代に切磋琢磨していたというのは奇跡的ですね。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

最後の晩餐(1495-1498年)
Leonardo da Vinci, Public domain, via Wikimedia Commons

レオナルド・ダ・ヴィンチが関心を寄せていたのは芸術だけでなく、科学や解剖学など、研究領域は驚くほど広く、万能の天才といわれています。

「最後の晩餐」は新約聖書を題材としたもので、キリストが「12使徒の中の1人が裏切る」と予言した場面が描かれています。

ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院に描かれており、完璧主義者のレオナルドには珍しく、完成した作品のひとつです。

遠近感を利用した一点透視図法を用いて描かれており、部屋の様子が立体的に表現されています。

ミケランジェロ

最後の審判(1541-1547年)
ミケランジェロ, Public domain, via Wikimedia Commons

西洋美術に大きな影響を与えた芸術家で、レオナルドと同じく万能の天才です。

ミケランジェロの有名な彫刻「ピエタ」と「ダビデ像」は20代で制作しており、才能の高さが伺えます。

システィーナ礼拝堂の祭壇壁画「最後の審判」は、キリストが死者に裁きを下しており、天国と地獄へ向かう人々が描かれています。

壁画には裸体が多く、儀典長から不道徳のため局部を隠すよう指摘されます。

ミケランジェロは拒否し、地獄に儀典長を描き込んだというエピソードが残されています。

ミケランジェロの死後、弟子のダニエレ・ダ・ヴォルテッラによって着衣が加筆されました。

また、キリストの向かって右下に描かれているバルトロマイが手にしている人間の皮は、ミケランジェロの自画像だといわれています。

ラファエロ・サンティ

アテネの学堂(1509-1510年)
ラファエル, Public domain, via Wikimedia Commons

ラファエロは、レオナルドやミケランジェロの知見や技法をさらに昇華させた芸術家といえます。

「アテネの学堂」は、ヴァチカン宮殿にある4つの部屋の総称「ラファエロの間」に描かれたフラスコ画です。

絵に描かれている人物は、古代ギリシャの哲学者や科学者だといわれており、ラファエロの高い教養がうかがえます。

当時ミケランジェロが制作していた、システィーナ礼拝堂の天井画から影響を受けており、「アテネの学堂」に取り入れたとされています。

ミケランジェロは盗作だと非難しましたが、世間のラファエロに対する評価は高く好意的でした。

まとめ

今回は、ルネサンスについて紹介しました。

ルネサンスはキリスト教の神の世界から、人間の世界を取り戻す文化運動といえます。

美術では、初期・盛期・後期と分かれ、西洋絵画が大きく進歩しました。

現代では巨匠といわれる芸術家たちの絵画は、最上級の芸術作品として評価を得ています。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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