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新古典主義とは?代表的な画家や作品も紹介【5分でわかる美術用語】

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  • 新古典主義について簡単に知りたい
  • 新古典主義が登場した背景が知りたい
  • 新古典主義の代表的な画家を知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

美術史には「~主義」という用語がよく登場しますが、そのなかに「新古典主義」というものがあります。

絵画の説明や美術館などで見聞きしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、新古典主義についてわかりやすく解説します。

この記事を読むことで新古典主義の理解が深まり、アートをより一層楽しめるようになります。

目次

新古典主義とは

新古典主義とは、18世紀半ばから19世紀初めにかけて、ギリシャやローマの古典芸術の復興を目指して西欧に広まった美術様式です。

それまでの美術様式は、装飾的・官能的なバロック、ロココが中心でした。

フランス革命により王政が崩壊したことを機に、それまでの潮流の反動として新古典主義が始まります。

また、イタリアでヘルクラネウムとポンペイの遺跡が発見されたことにより、ローマや周辺国の人々の古代への関心が高まります。

そうした気運が古典回帰への後押しとなり、新古典主義はヨーロッパ全土へと広まっていきました。

新古典主義の特徴

新古典主義の特徴は、形式的な美を重視しているところです。

ギリシャ芸術などの古典を規範とし、色彩よりも線や形に重きを置いて写実的に描かれます。

ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠(1805-1807年)ルーヴル美術館所蔵
ジャック=ルイ・ダヴィッド, Public domain, via Wikimedia Commons

また、それまでの装飾性の強い甘美な表現へのアンチテーゼとして、理性的・倫理的な主題を扱っているのも特徴です。

新古典主義の代表的な画家や作品

新古典主義の時代に活躍した代表的な画家を紹介します。

ジャック=ルイ・ダヴィッド

サン=ベルナール峠を越えるボナパルト(1801年)
ジャック=ルイ・ダヴィッド, Public domain, via Wikimedia Commons

フランスの画家、ダヴィッドは新古典主義の中心的人物です。

ダヴィッドの描いた勇ましいナポレオンの肖像画は、教科書で見たことがある人も多いでしょう。

こうした肖像画は、英雄ナポレオンのプロパガンダとして描かれた側面もあります。

政治にも関与していたダヴィッドはナポレオンと共に失脚し、ブリュッセルへと亡命しました。

フランス革命や産業革命などの起きた、激動の時代に翻弄された画家ともいえます。

ドミニク・アングル

グランド・オダリスク(1814年)ルーヴル美術館蔵
ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル, Public domain, via Wikimedia Commons

フランスの画家アングルは、ダヴィッドに師事し、新古典主義を継承しました。

国費でイタリアへ留学した後、長期間に渡って滞在し、画家として活動していました。

帰国後、当時の新しい潮流であったロマン主義に対抗する指導者として活躍し、新古典主義の巨匠となっていきます。

「グランド・オダリス」は胴が意図的に伸ばされており、当初は批判を受けました。

しかし、古典的な写実性を持ちながらも新しい美を表現したアングルの絵画は、同時代の画家だけでなく、後の美術史にかかわる大きな影響を与えています。

フランソワ・ジェラール

皇后ジョゼフィーヌの肖像(1801年)
フランソワ・ジェラール, Public domain, via Wikimedia Commons

父親の仕事により幼少期をローマで過ごし、フランスへ帰国後にダヴィッドのアトリエに入門します。

ナポレオンの肖像画を描き、画家として確固たる地位を確立します。

ジェラールの弟子には、ポーラン・ゲランやシャルル・ド・スチューベンらがいます。

まとめ

今回は、新古典主義について紹介しました。

新古典主義はそれまでの装飾的で官能的な潮流に反動して、始まった美術様式です。

古典への回帰を目的とし、色彩よりもデッサンを重要視しました。

その後、新しい潮流として現れる「ロマン主義」との対立が起きます。

ロマン主義についてはこちらの記事でまとめています。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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