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印象派とは?後期印象派についても紹介【5分でわかる美術用語】
- 印象派について簡単に知りたい
- 印象派が登場した背景が知りたい
- 印象派の特徴や代表的な画家が知りたい
上記のようなお悩みについてお答えします。
美術史にはさまざまな用語が登場しますが、そのなかに「印象派(印象主義)」というものがあります。
展覧会などでもよく見聞きする印象派ですが、詳しくはわからないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、印象派についてわかりやすく解説します。
この記事を読むことで印象派の理解が深まり、アートをより一層楽しめるようになります。
印象派(印象主義)とは
印象派とは、19世紀後半にフランスで始まった芸術運動です。
クロード・モネの「印象・日の出」という作品を由来とした呼び名で、印象主義とも呼ばれています。
1860年代のフランスのアカデミーでは、古典的な神話や歴史などを主題にしていました。
また、そういった古典に対する反動で、ロマン主義や写実主義など、新しい画風が次々と現れた時代です。
印象派の画家たちは古典的な主題ではなく、写実主義のように屋外へ出て、日常の風景や日の光などを色彩で表現しようとしました。
当初、保守派の画家やサロンからは激しく批判されましたが、一般の人々には好感を持たれ、徐々に受け入れられていきます。
その後、アメリカ市場に販路を開いたことをきっかけに、広く受け入れられるようになりました。
印象派の特徴
印象派の絵の特徴は、線や輪郭ではなく、色彩で表現することです。
それまで屋内で描かれることが一般的でしたが、印象派は屋外で制作し、自然光を明るい色で捉えました。
パレット上で混色せずにキャンバスに直接絵の具を置き、素早く短いストロークで鮮やかに描かれます。
細部まで緻密に描き上げるアカデミックな画風とは異なり、全体を印象的に描き上げています。
- クロード・モネ
- ピエール=オーギュスト・ルノワール
- アルフレッド・シスレー
- フレデリック・バジール
- ポール・セザンヌ
- ベルト・モリゾ
- エドガー・ドガ
印象派と後期印象派(ポスト印象派)の違いとは
印象派のほかに、後期印象派(もしくはポスト印象派)と呼ばれるものがあります。
後期印象派は印象派の後期という意味ではなく、印象派の後、1880年代以降に活躍した画家を指しています。
印象派の影響を受けながらも、もっと感覚的で心情を反映させるなど、独自の表現を模索しました。
後期印象派の代表的な画家には、ゴッホやゴーギャンがいます。
また、セザンヌとルノワールは、印象派の手法から離れて独自の表現を模索していったことから、後期印象派として扱われることもあります。
まとめ
今回は、印象派(印象主義)についてわかりやすく解説しました。
印象派は美術史でよく見聞きすることなので、どういうものかわかっていると絵画をより楽しめます。
印象と後期印象派は言葉は似ているものの、作風はだいぶ異なります。
代表的な画家たちの作品を見比べてみるとおもしろいでしょう。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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