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コラージュのつくり方とポイント|代表的な作家と作品も紹介
- コラージュについて知りたい
- コラージュのつくり方が知りたい
- コラージュの代表的な作品を知りたい
上記のようなお悩みについてお答えします。
コラージュは、さまざまな素材を切り貼りするなどして組み合わせる技法です。
絵を描くのが苦手な人でも取り組みやすい表現方法といえます。
しかし、コラージュの特徴やつくり方について具体的にはわからない、という人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、コラージュについてわかりやすく解説します。
コラージュとは
コラージュとはフランス語で「のり付け」を意味し、さまざまな物体を画面上で組み合わせる技法を指します。
古くから一般的に使われていた手法ですが、芸術表現としては1912年頃にピカソとブラックが始めたとされています。
初期のコラージュは「パピエ・コレ」とも呼ばれ、貼り絵やちぎり絵のように紙類のみが使われています。
なお、「コラージュ」という言葉はピカソとブラックによる造語で、キュビスムの表現のひとつとして用いられました。
コラージュは絵画と彫刻の境界をなくし、革新的な芸術表現として瞬く間に広がりました。
コラージュの特徴
コラージュは雑誌や写真、装飾品や植物などの雑多な物体を用いて制作されるのが特徴です。
素材が持つ本来の意味合いから切り離し、画面上で新たなイメージを構築します。
コラージュ作品には創造的な芸術性だけでなく、社会風刺や批評、物語性なども込められています。
とくにダダイスムやシュルレアリスムのアーティストは、積極的にコラージュを用いて技法を発展させました。
1992年にはフランスでコラージュ芸術家のヨーロッパ機関が設立され、以降、数多くの展覧会が開催されています。
また、現代では心理療法やデジタルでもコラージュが使われています。
コラージュのつくり方とポイント
コラージュは雑誌や写真、ボタンや布など、身の周りにあるものを切り貼りして制作します。
絵を描くのが苦手な人でも手軽に始められるので、世界にひとつの作品をつくってみましょう。
準備する道具
コラージュをつくるのに必要な道具を用意しましょう。
- ハサミ、デザインカッター
- カッターマット
- ピンセット
- スティックのり(モデリングペーストなども可)
- 素材となるもの
- 素材を貼る台紙(スケッチブックやキャンバスなど)
- 素材を保存しておくファイルなど
コラージュに使う素材をつくる
コラージュはいろいろな素材があったほうが表現が広がるため、まずは素材を集めましょう。
雑誌や新聞などの紙類を切るときは、余白を残しておくのがポイントです。
最終的な形は他の素材と組み合わせたときに決まるので、ハサミで大きめにカットしておきましょう。
不要な部分は、ハサミではなくデザインカッターを使うと細かくキレイに切り抜けます。
つくった素材は、クリアファイルやケースに色や材質に分けて保管しておくと便利です。
台紙に置いて構図を決める
素材をスケッチブックなどの台紙の上に仮置きします。
さまざまな素材を組み合わせて、構図をじっくり考えましょう。
作品つくりのポイントは、素材の組み合わせの有無を決めつけず、実際に置いてみることです。
そうすることで、自分の発想にはなかった新しい世界観が現れることもあります。
また、作品のテーマを決めると、素材選びや構図つくりがしやすくなるでしょう。
素材をのりで貼り付ける
構図が決まったら、素材を台紙にのり付けしていきます。
構図が崩れないようピンセットを使い、素材の裏にのりを塗って慎重に貼ります。
スティックのりを使う際は、素材によって破れる場合があるため、とんとんと押すように塗るのがポイントです。
また、絵画の一部として貼る場合は、モデリングペーストなどのメディウムを使うと良いでしょう。
コラージュの代表的な作家と作品一覧
アーティストたちが制作したコラージュ作品を知ることで、つくる際の参考になるでしょう。
パブリックドメインの画像がなかなか見つからなかったので、以下に代表的な作家と作品一覧を挙げておきます。
インターネット上で検索すると、作品画像で鑑賞できると思います。
- パプロ・ピカソ:藤張りの椅子のある静物
- ジョルジュ・ブラック:ギターを弾く女性
- マックス・エルンスト:百頭女
- ラウル・ハウスマン:美術批評家
- アンリ・マティス:ジャズ
- ジャン・デュビュッフェ:愉快な夜
- ハンナ・ヘーヒ:ドイツにおけるワイマール共和制最後のビア=ベリーの文化時代にダダのキッチンナイフで切る
- リチャード・ハミルトン:一体何が今日の家庭をこれほどに変え、魅力あるものにしているのか
まとめ
今回は、コラージュについて紹介しました。
コラージュは雑誌や写真など、身の周りにあるさまざまな素材を使って、新たなイメージを構築します。
絵を描くのが苦手な人でもできる技法なので、気軽に始められます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
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