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実在する画家をモチーフにした映画16選|絵を描くヒントにおすすめ
- 実在した画家を題材にした映画が見たい
- 偉大な画家はどうやって絵を描いていたのか興味がある
- 画家が登場する映画から作品のアイデアやヒントがほしい
上記のようなお悩みについてお答えします。
実在の画家たちをモチーフにした映画は数多くあります。
ゴッホやセザンヌなど、美術史に名を残す画家たちはどのような人生を歩んできたのでしょうか。
実在の画家の生き方を見ることで、創作のヒントが得られるかもしれません。
今回は、画家をモチーフにしたおすすめの映画を伝記ものとドキュメンタリーに分けて16選紹介します。
実在の画家たちをモチーフに作品や人生を描いたおすすめの映画
実在した画家たちの人生を見ると、さまざまなことを思います。
自分もがんばるぞ、と創作への意欲が湧いてくる映画もあるでしょう。
永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年)
不器用に生きた画家、ビンセント・ファン・ゴッホがアルルで過ごした日々を描いた作品です。
ゴッホはパリでまったく評価されず、南フランスのアルルへと向かう。
ようやくやって来たゴーギャンとの共同生活や、周囲の人々とのトラブルで悩みは尽きません。
精神を病みながらも制作活動を続けたゴッホの感性が、美しい映像で表現されています。
ゴッホ役を演じたウィレム・デフォーは、2018年のベネチア国際映画祭コンペティション部門で男優賞を受賞しています。
Amazon Prime Videoゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2018年)
総合主義の画家としても有名なゴーギャンの伝記映画です。
株式仲買人から画家へと転身し、創作活動に没頭します。
しかし、生活は困窮し、家族とも別れ、タヒチへと渡ります。
多くの作品を描き上げるゴーギャンだが…。
後期印象派を代表するゴーギャンの創作と愛の苦悩が描かれています。
主演のバンサン・カッセルの見事な演技も見ものです。
Amazon Prime Videoセザンヌと過ごした時間(2016年)
「近代絵画の父」と呼ばれるポール・セザンヌと文豪エミール・ゾラの友情が描かれています。
セザンヌとゾラは幼いころから親交があり、共に芸術を志します。
小説家として成功を収めていくゾラとは対照的に、セザンヌは画家として評価されず、落ち込んでいく。
長きにわたる2人の友情に亀裂が入っていく。
セザンヌ役はギョーム・ガリエンヌ、ゾラ役はギョーム・カネが演じています。
Amazon Prime Videoバスキア(1997年)
27歳の若さで他界したジャン=ミシェル・バスキアの伝記映画です。
実際の友人であったジュリアン・シュナーベルが監督しています。
デヴィッド・ボウイがアンディ・ウォーホル役で出演しているのも見どころのひとつです。
ニューヨークで掴んだ成功と孤独、薬物への依存。
人生を走り抜けたバスキアのすべてが描かれた作品です。
Amazon Prime Videoエゴン・シーレ 死と乙女(2016年)
19世紀末のウィーンを代表する異端の画家、エゴン・シーレの半生が描かれています。
アカデミックを嫌ったシーレは、クリムトに師事します。
モデルとの関係やヴァルとの出会いが、その後のシーレの作品に影響していく。
少女誘拐の罪で逮捕されるなど、スキャンダラスながら時代の寵児となる。
シーレの葛藤が感じられる作品です。
2023年には、東京都美術館で30年ぶりにエゴン・シーレ展が開かれ、話題となりました。
わたしも行きましたが、シーレの線はたまらないものがあります。
Amazon Prime Videoフリーダ(2002年)
メキシコを代表する独学の画家フリーダ・カーロの伝記映画です。
交通事故で瀕死の重傷を負ってしまったことをきっかけに、絵を描くようになります。
絵の才能を開花していく彼女の波乱万丈な人生が、色鮮やかな映像で表現されています。
フリーダ役のサルマ・ハエックが、フリーダそのもののように演じ切っているのも見どころです。
Amazon Prime Videoモリのいる場所(2018年)
仙人と呼ばれた画家、熊谷守一を描いた作品です。
守一は青木繫や山下新太郎など錚々たるメンツに並び、東京美術学校を主席で卒業しました。
しかし、金のために絵を描こうとせず、生活は困窮します。
大病を患って以降、30年間自宅からほとんど外へ出ず、庭の生き物や植物を描き続けました。
映画では晩年の夫婦の1日がユーモラスに描かれています。
守一の絵が好きな人や、ほのぼのとしたドラマが見たい人におすすめの映画です。
熊谷守一役を山崎努、妻の秀子役を樹木希林が演じています。
Amazon Prime Videoビッグ・アイズ(2015年)
1960年代アメリカのポップアート界で人気を博した、マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の実話をもとに描かれています。
悲しげな大きな目の子どもを描いた「ビッグ・アイズ」シリーズは、世界中で大ブームになります。
作者のウォルターは話もうまく脚光を浴びるが、すべての絵はウォルターの妻マーガレットが描いていました。
内気なマーガレットは苦悩し、遂に真実を公表しようと決意する。
監督は「チャーリーとチョコレート工場」などのティム・バートン。
Amazon Prime Videoしあわせの絵具 愛を描く人 モード・ルイス(2018年)
カナダで愛されている画家モード・ルイスの伝記映画です。
小さな港町で暮らすモードは、幼いころからリュウマチを患っていました。
ある日、魚の行商を営むエベレットの家で住み込みの家政婦として働くことになります。
それが出会いとなり、さまざまな問題を乗り越え、やがて結婚。
ある日、エレベットの顧客がモードが描いた絵を見て、絵の制作を依頼します。
素朴で明るいモードの絵は徐々に評判を呼び、遂にはニクソン大統領から依頼が舞い込む。
モード・ルイス役は、「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたサリー・ホーキンス。
エベレット役は、イーサン・ホークが演じています。
Amazon Prime Videoモンパルナスの灯(1958年)
36歳で夭逝したイタリア人画家、モディリアーニの晩年を描いた伝記映画です。
パリ、モンパルナスで画家として活動するモディリアーニ。
病と貧困に苦しみ、酒を飲む日々を送ります。
画学生のジャンヌと出会い恋に落ちるが、彼女の父親に反対される。
しかし、ジャンヌはモディリアーニを追い、二人は一緒に暮らし始めるが…。
監督は名匠ジャック・ベッケル。
主演はジェラール・フィリップ、ジャンヌ役はアヌーク・エーメが演じています。
Amazon Prime Video胸に込み上げるものがある!画家や絵にまつわるドキュメンタリー映画6選
ここからは、画家やアートにまつわるドキュメンタリー映画を6選紹介します。
ドキュメンタリー特有のリアリティは、伝記映画とはまた違ったものを感じられます。
画家と泥棒(2020年)
ノルウェーで実際に起きた絵画の盗難事件を題材にしたドキュメンタリーです。
絵を盗んだ泥棒に理由を問い詰めても「覚えていない」の一点張り。
被害者である画家は、彼になにかを感じたのか「あなたの絵を描かせてほしい」と提案します。
そこから奇妙な交流が始まり、思いもよらなかった関係を築いていきます。
絵に興味がない人でもたのしめる良質なドキュメンタリー映画です。
Amazon Prime Video美術館を手玉にとった男(2015年)
全米の美術館を30年間騙し続けた、贋作作家マーク・ランディスを描いたドキュメンタリーです。
2011年、全米の美術館に飾られていた大量の作品がニセモノだと発覚する。
センセーショナルを巻き起こし、FBIも捜査に乗り出します。
しかし、贋作を制作した男、マーク・ランディスはすべての作品を無償で寄贈していました。
本作では、ランディスの素顔に迫ります。
Amazon Prime Video何も変わらない ハンクとして芸術家の魂(2018年)
87歳になってもなお、旺盛な制作意欲を持ち続けるハンク・ヴァルゴナを描いたドキュメンタリーです。
癌を患い、不自由の多い体でありながら、電車で2時間かけてニューヨークのアトリエに通う。
そのルーティーンは創作活動の一部であり、電車に乗る人々をスケッチしました。
元々は優秀なイラストレーターとして活躍していましたが、画家に転身したようです。
日本では横尾忠則氏が同じような経歴を持っていますね。
映画を見るまでハンク・ヴァルゴナというアーティストを知りませんでしたが、見習うところばかりでした。
映画の字幕があまりよくありませんが、内容は素晴らしい作品です。
Amazon Prime Videoキース・ヘリング ストリート・アート・ボーイ(2020年)
地下鉄に描いたグラフティから世界へ羽ばたいた、キース・ヘリングのドキュメンタリーです。
シンプルに表現されたキースの絵は、誰しも1度は見たことがあるのではないでしょうか。
ドラッグやエイズに侵され、31歳で亡くなったキース。
本人のインタヴューを中心に、アートに対する思想や人生に触れられます。
映像から当時のニューヨークのエネルギーも感じられる作品です。
Amazon Prime Videoゴッホの真実(2010年)
ゴッホが遺した多くの手紙をもとに、イギリスのBBCが制作したドキュメンタリーです。
オランダでの若き日々から、フランスで亡くなるまでの人生が描かれています。
金銭的に支援し続けた弟のテオとのやり取りなど、数多くのエピソードが紹介されます。
実際の手紙に残された言葉で語られるため、当時のゴッホの心情が伝わってきます。
ゴッホ役は、ベネディクト・カンバーバッジが演じているのも見どころです。
Amazon Prime Video世界で一番ゴッホを描いた男(2018年)
中国で20年にわたり、ゴッホの複製画を描き続けている男のドキュメンタリーです。
大芬(ダーフェン)油画村では、世界市場の6割もの複製画が制作されているといわれています。
出稼ぎで来たこの町で、独学で油彩を学んだチャオ・シャオヨン。
いつからか抱いていた夢、本物のゴッホの絵画を見るときがくる。
20年間ゴッホの複製画を描き続けてきたショオヨンは、なにを想うのか。
複製画を制作する町が存在する驚きと、彼の人生が胸に迫る話です。
Amazon Prime Videoまとめ|実在する絵描きの人生をアート活動に活かしましょう
今回は実在する画家を描いたおすすめの映画を紹介しました。
現在では偉大な作品として評価されている画家も、当時は苦悩し、もがきながら絵を描いていたことがわかります。
絵を描いていて悩んだときやリフレッシュしたいときに、紹介した映画のなかから選んでみてください。
紹介したすべての作品が見られるかわかりませんが、Amazon Prime Videoの公式サイトのリンクを貼っておきます。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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