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描いた絵の値段のつけ方は?適当につけてはダメな理由も紹介

※当サイトは商品プロモーションを含む場合があります。

  • 趣味で描いた絵を販売してみたい
  • 描いた絵にどうやって値段を決めたらいいのかわからない
  • 描いた絵に高い値段をつけることに抵抗がある

上記のようなお悩みについてお答えします。

近年ではさまざまなECサイトがあり、描いた絵やイラストなどを簡単に販売することができます。

そうしたサイトを見てみると、幅広い画風の絵が販売されています。

普段から絵を描いている人のなかには、自分の絵を販売してみたいと思う人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、描いた絵の値段のつけ方についてわかりやすく解説します。

目次

描いた絵に値段をつけるには主に2つの考え方がある

初めて自分の絵を販売しようとしたとき、迷うのが値段のつけ方です。

値段は絵の価値を具体的に示すものなので、どのように決めたらいいのか戸惑う人も多いでしょう。

本来、自分で描いた絵の値段は自由に決めてまったく問題ないものです。

しかし、人によって画歴や画風などが異なり、値段もバラバラなので、わかりやすい基準がありません。

実は、絵の値段のつけ方には大きく分けて「大きさ」と「時間」の2つの考え方があります。

どちらが良いというわけではないので、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

描いた絵の大きさから値段を決める

キャンバスには「号数」という決められた大きさがあります。

1号に対して基準の値段を設定しておくことで、大きさにあわせて簡単に計算できます。

たとえば、1号(号単価)10,000円に設定すると、4号で40,000円、8号で80,000円という具合です。

絵の内容に左右されず、購入する側にとってもわかりやすいのが利点です

日本のギャラリーでも一般的な方法として採用されており、基準となる金額は作家によって異なります。

また、50号や100号など、キャンバスが大きくなると割引される場合もあります。

デメリットとしては、描き上がるまでの時間が異なっても、大きさが同じであれば同額になってしまう点が挙げられます。

絵に費やした時間から値段を決める

前述したとおり、同じ大きさでも描く絵によってかかる時間は異なります。

そうした絵に費やした時間を考慮し、時給換算で値段を決めます。

時給といっても、世の中の基準に合わせる必要はありません

絵を描くには画材などの経費がかかり、あなたの絵はあなたにしか描けない特別なものです。

そういった考えを含めて、自分の絵に適当だと思える時給を決めましょう。

時給2,000円や5,000円、10,000円などに設定し、絵にかかった時間を珠算します。

たとえば、時給5,000円で、10時間かかったのであれば、50,000円という具合です。

初めは低めの時給に設定しておき、売れ行きにあわせて徐々に時給を上げていくのも良いでしょう。

絵に値段をつける際の注意点

絵に値段をつける際は販売手数料を考慮する

絵を販売するときに注意したいのが、販売手数料です。

絵画のECサイトは販売が成立すると、手数料がかかるのが一般的です。

手数料のパーセンテージは運営サイトによって異なりますが、おおよそ30%~50%前後になります。

ECサイトにかかわらず、ギャラリーなどで販売する際も同様です。

そのため、値段をつける際は販売手数料を考慮しておくことが大切です。

適当に値段をつけると購入する側もわかりにくい

同じ大きさの絵でも、値段にバラつきがあると販売する側も見ている側もわかりにくさがあります。

たとえば、4号サイズの風景画が並んでいて、10,000円、50,000円、100,000円などの値段だと、なぜ開きがあるのか疑問に思えます。

使った絵の具の量や描いたときの技法などで値段をつけてしまうと、その都度変えなくてはいけなくなるので、値段をつけることが難しくなります。

技法が異なる場合はサイズを変えて描く方が、作家のブランディングとしてもわかりやすくなります。

また、絵が売れないと「値段が高いのかな」と思って値引きしてしまいがちです。

すると、作家としての信頼感が薄れたり、絵が良くなってきても値段が上げにくくなったりします。

そのため、初めから「号単価」などの基準を設定しておき、絵が売れるようになってきたら基準の値段を上げていくというような形が良いでしょう。

自分の絵に値段をつけて販売することで自信につながる

初めて自分で描いた絵に値段をつける際、「ほんとにいいのかな」と抵抗を覚える場合もありますよね。

わたしも初めて自分の絵に値段をつけるとき、いくらにしても高い気がしました。

しかし、実際に自分の絵が売れると「欲しいと思ってくれた人がいた」という嬉しさとともに、自分の絵に自信を持てるようになります。

自分の絵に需要があることがわかれば、より良い作品を描こうという前向きな姿勢にもなれます。

絵を販売したいと思っている人は、まずは高い値段じゃなくてもいいので実際に販売してみましょう。

実際に自分の絵に値段をつけて販売してみることで、絵との向き合い方が変わるかもしれません。

まとめ

今回は、描いた絵の値段のつけ方について紹介しました。

絵の値段のつけ方には、主に以下の2つの方法があります。

  • 絵の大きさ
  • 時給換算

号単価を決めておくと簡単に値段を設定できますし、絵に費やした時間を重要視したい場合は時給換算が良いでしょう。

また、絵の販売には手数料がかかるため、値段を設定するさいに考慮しておくことも大切です。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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