ギリシャ美術とは?特徴的な作品も紹介【5分でわかる美術用語】

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  • ギリシャ美術について簡単に知りたい
  • ギリシャ美術が登場した背景が知りたい
  • ギリシャ美術の特徴的な作品を知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

美術の分野では「ギリシャ美術」という用語が登場します。

西洋美術のルーツとなる時代ですが、詳しく知りたいという人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ギリシャ美術についてわかりやすく解説します。

この記事を読むことで「ギリシャ美術」の理解が深まり、より一層アートを楽しめるようになります。

目次

ギリシャ美術とは

ギリシャ美術とは、紀元前700年頃よりギリシャ地方で発展した古代ギリシャの美術を指します。

古代ギリシャ以前には長い間エーゲ文明が栄えており、美術も盛んでした。

しかし、紀元前1200年頃に突如として衰退し、文献もなにも残されていない暗黒時代と呼ばれる空白の期間が500年も続いた後、古代ギリシャが興ります。

ギリシャ美術の様式には、大きく分けて以下の3つの時代に分けられます。

  1. アルカイック期
  2. クラシック期
  3. ヘレニズム期

完璧な美しさこそが神々を表すものと信じられ、均整のとれた理想的な美を追求し、西洋美術の「古典」と呼ばれる地位を確立しました。

ギリシャ美術の特徴

ギリシャ美術は陶器などに描かれた幾何学文様から始まり、エジプト美術の影響を受けたアルカイック期へと進みます。

彫刻は左右対称で写実性を増し、「アルカイック・スマイル」と呼ばれる微笑を浮かべている表情が特徴です。

クラシック期になると直立不動から自然な人体表現へと発展し、左右どちらかの脚に体重を乗せた「コントラポスト」という手法が確立します。

また、建築ではパルテノン神殿が造られたり古代オリンピックが開かれたりと、ギリシャの都市アテネが最も繁栄した時代です。

ヘレニズム期では、ギリシャ地域国マケドニアのアレクサンドロス大王による東方大遠征が行われます。

近隣国を支配したことでギリシャ文化が広がり、裕福になるとともに美術が大衆化していきました。

神々のためにつくられていた芸術は王のためにつくられるようになり、彫刻は曲線やダイナミックな動きがつくことで空間的な広がりを持ちます。

ヘレニズム期の作品には、「ミロのヴィーナス」「ラオコーン」「サモトラケのニケ」などの傑作が生まれました。

ギリシャは紀元前300年頃にローマによって支配され終焉を迎えますが、ギリシャ美術はローマ美術に継承されていくことになります。

ギリシャ美術の特徴的な作品

ギリシャ美術の各期の特徴的な作品を紹介します。

アルカイック期|壺の装飾

ルーヴル美術館, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

アルカイック期になるとそれまでの幾何学文様から発展し、壺の装飾も変化します。

紀元前7世紀初頭に黒絵式が発案され、アルカイック期の末期には赤絵式が考案されました。

クラシック期|円盤投げ

「円盤投げ」はクラシック期を代表する彫刻です。

アテネで活躍した彫刻家ミュロンの作品で、他に「ミノタウロス」も有名です。

ヘレニズム期|ラオコーン像

Vatican Museums, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

「ラオコーン像」は、ヘレニズム期の代表的な大理石彫刻です。

制作年は紀元前160年から紀元前20年頃とさまざまな見解があり、作者はロドス島出身の彫刻家アゲサンドロス、アテノドロス、ポリュドロスの3人によって制作されたといわれています。

1506年にローマにて発掘され、ミケランジェロをはじめとするルネサンス芸術に多大な影響を与えました。

ギリシャ美術は神々を表す完璧な美しさを追究した様式

今回は、ギリシャ美術について紹介しました。

ギリシャ美術は神の姿を人間と同じものと考え、完璧な美を追究した様式といえます。

西洋美術史のルーツとなる時代であり、現在でも見本とされている彫刻がつくられました。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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