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ファインアートとは?応用芸術との違いも解説【5分でわかる美術用語】
- ファインアートについて簡単に知りたい
- ファインアートが登場した背景が知りたい
- ファインアートの代表的な作品を知りたい
上記のようなお悩みについてお答えします。
美術史にはさまざまな用語が登場しますが、そのなかに「ファインアート」というものがあります。
よく聞く用語ですが、具体的にどうのようなアートを指すのでしょうか。
そこで今回は、ファインアートについてわかりやすく解説します。
この記事を読むことでファインアートの理解が深まり、アートがより一層楽しめるようになります。
ファインアートとは
ファインアートとは、18世紀後半のヨーロッパで確立した概念です。
日本語では「純粋芸術」といわれ、実用性を目的としない芸術的価値を重視した作品を指します。
ファインアート(純粋芸術)に対して、実用性を伴う芸術作品を「応用芸術」といいます。
工業化や画材の進化により、それまでの実用的な装飾性から装飾そのものを追究するファインアートが生まれました。
実用性を含まないファインアートは、芸術的活動そのものを示す用語ともいえます。
ファインアートと応用芸術の違い
ファインアートの特徴は、実用性から独立した芸術性にあります。
機能性などの制約を受けないため、作家の創造性や表現が発揮される芸術です。
実用的な機能から切り離されたファインアートは、芸術的価値を高めました。
逆にいうと、「美しい芸術ではあるが、役に立つものではない」ともいえます。
一方、応用芸術はデザインの芸術といえます。
応用芸術は日用品からファッション、建築、写真など広範囲に渡るのが特徴です。
物体だけでなく、空間そのものに対して創造的に構築していくこともあります。
なお、ファインアート(純粋芸術)は、応用芸術よりも優れているというわけではありません。
純粋芸術と応用芸術は目的が異なるため、芸術性を区別するための対義語といえるでしょう。
ファインアートや応用芸術の作品
ファインアートや応用芸術の作品を紹介します。
ヴィレム・ファン・ハーヒト
ヨハネス・フェルメール
エミール・ガレ「花瓶」
まとめ
今回は、ファインアートについて紹介しました。
ファインアートは実用性から切り離された純粋芸術です。
実用性を備えた応用芸術と異なり、芸術性そのものにフォーカスしています。
現代では芸術性の幅が広がり、ファインアートの定義や解釈も柔軟に捉える必要があるでしょう。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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