クロッキー帳の使い方とは?デッサンやスケッチとの違いも解説

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  • クロッキー帳の用途が知りたい
  • クロッキー帳とスケッチブックの違いが知りたい
  • クロッキー・デッサン・スケッチの違いが知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

クロッキー帳は絵を描く練習に適したものですが、スケッチブックとは用途が少し異なります。

しかし、クロッキー帳の使い方がいまいちわからない、という人もいるのではないでしょうか。

わたしも絵を描き始めたころは、そもそもクロッキーってなんですか、という感じでした。

そこで今回は、クロッキー帳の特徴や使い方について、デッサン・スケッチとの違いを含めて解説します。

目次

クロッキー・デッサン・スケッチの違いとは

絵を描く練習というと、クロッキーよりも「デッサン」や「スケッチ」のほうが聞き馴染みがあるのではないでしょうか。

どれも絵の向上を目指す練習方法ですが、それぞれ用途が異なります。

クロッキー

クロッキーは、人や物などの形を素早く捉えて描写する手法です。

速写ともいわれ、長くても10分程度の短時間で対象を簡潔に描写します。

上記は以前わたしがクロッキー帳に描いたものです。

関節部分にあたりを付けて、線でつなげるようなイメージで描いていました。

また、静止しているものだけでなく、動物などの動きのあるものを描写することもあります。

形が上手く取れるようになると、イメージしたものを表現することに役立ちます。

クロッキーはデッサンや作品の構図などにも生きるため、絵の上達に欠かせない練習といえます。

デッサン

デッサンは、明暗や線の濃淡で対象物を丁寧に描いていく手法です。

一般的には鉛筆や木炭、コンテなどを使って彩色せずに描かれます。

光と影を意識しながら物の立体感や質感などを表現し、画力を養います。

スケッチ

スケッチは、人や風景などを大まかに描写する手法です。

写生ともいわれ、一般的に鉛筆を使用しますが、水彩絵の具などで彩色することもあります。

クロッキーとも似ていますが、スケッチは時間にこだわらず、仕上げまで行う点が異なります。

クロッキー帳の特徴と使い方

絵を描く練習に最適なクロッキー帳の特徴と使い方について紹介します。

紙質

クロッキー帳は良質な薄い紙が使われ、描き心地がよいのが特徴です。

表面がつるつるしているタイプとざらざらしているタイプがあり、画材や好みにあわせて選べます。

また、綴じられている枚数も多いため、絵を描く練習に最適です。

紙色にも種類があり、鉛筆などモノトーンの場合はクリーム色、ペンなど彩色したい場合は白色など、用途に合わせて選べます。

サイズ

クロッキー帳のサイズの種類は多く、用途に合わせて選べます。

鞄に入れて持ち運びたい場合は、B5からA4程度のサイズがおすすめです。

部屋などで描く場合は、ある程度の大きさがあったほうが使い勝手が良いです。

あまり小さいとクロッキーしにくいこともあるため、注意しておきましょう。

クロッキー帳に適した画材

クロッキーは対象を素早く簡潔に描写する手法のため、鉛筆などの単色が使われることが多いです。

しかし、クロッキー帳の用途は広く、以下のような多くの画材に対応します。

  • 鉛筆
  • 木炭
  • コンテ
  • パステル
  • ペン
  • 水彩

鉛筆や木炭で人物を描くのに使用する場合は、人を描くことに適した木炭紙判のクロッキー帳がおすすめです

また、色のついたペンなどを使用すると裏写りしやすいため、片面ずつ使うとよいでしょう。

部分的に水彩を使用することも可能ですが、紙がよれてしまうため注意しましょう。

クロッキー帳とスケッチブックの違い

クロッキー帳は薄い紙で枚数も多く、絵を描く練習に使うのに最適です。

また、作品の構図を決めたり、アイディアを描きとめたりなど、ラフに利用できるのも特徴です。

一方、スケッチブックはクロッキー帳よりも紙が厚く、しっかり描き込むことができます。

紙質や厚み、サイズなども豊富にあり、水彩絵の具を使って彩色するなど、仕上げまで行うのに向いています。

デッサンなどの練習だけでなく、作品として残したい場合はスケッチブックのほうが適しているといえるでしょう。

おすすめのクロッキー帳

マルマン

マルマンのクロッキー帳は、長年愛されている定番の人気商品です。

表面は滑らかで描きやすく、表紙の素材が丈夫なので持ち運びにも便利です。

種類やサイズも多く取り揃えており、鉛筆との相性が抜群の白クロッキー紙やざらついた紙肌で木炭デッサンに最適なエスキースなどがあります。

オリオン

オリオンのフールス紙は、わたしもよく使っていて描きやすい紙質です。

白すぎないナチュラルホワイトなので、目にやさしいのもポイントです。

ホルベイン

紙肌は少しざらつきがあり、鉛筆の乗りが良いクロッキー帳です。

両面描画ができるのも利点といえます。

まとめ

今回は、クロッキー帳の特徴や使い方について解説しました。

クロッキーは対象を素早く簡潔に描写する手法です。

形を正確に取れるようになると、デッサンや構図などにも生きるため、絵の上達には欠かせません。

クロッキー帳は薄い紙で枚数が多く、広い用途に対応するため、一冊持っておくと重宝します。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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