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クレヨン・パステル・クレパスの違いとは?特徴や保存方法も紹介

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  • クレヨン・パステル・クレパスの違いがわからない
  • クレパスで本格的な絵を描くことはできる?
  • クレパスやクレヨンは子供用の画材なの?

上記のようなお悩みについてお答えします。

見た目の似ているクレヨン・パステル・クレパスですが、それぞれ特徴が異なるのをご存じでしょうか。

クレヨンやクレパスは、小学校などで使ったことがある人も多いと思います。

しかし、子ども用の画材というわけではなく、とくにクレパスは大人が本格的に絵を描く際にも使われます。

そこで今回は、クレヨン・パステル・クレパスの違いや特徴についてわかりやすく解説します。

目次

クレヨン・パステル・クレパスの違いと特徴

クレヨン・パステル・クレパスの違いと、特徴について紹介します。

クレヨン

クレヨンは顔料をロウなどの固形ワックスで固めたものです。

硬さがあり、紙に定着しやすいのが特徴です。

はっきりとした線を描くのに向いていますが、紙の上で混色することはできません。

海外では硬いタイプが主流ですが、日本では液体油などを混ぜて、よりなめらかになっているものもあります。

パステル

パステルは、粉末にした顔料を粘着剤で固めたものです。

線を描くのには向いておらず、粉末状にして塗り広げたり、画面上で色を混ぜ合わせて使えるのが特徴です。

発色がよく色数も豊富で、ふんわりとした色彩豊かな表現に適しています。

定着が弱く粉落ちしやすいため、描いた後はフィキサチーフなどの定着材を使って保護する必要があります。

また、パステルにはソフトパステルやハードパステルなど、種類があるのも特徴です。

クレパス

クレパスは、クレヨンとパステルの長所をあわせ持った画材です。

日本のサクラクレパスが開発し、クレヨンの「クレ」とパステルの「パス」をとって命名されました。

一般的な名称は「オイルパステル」になります。

クレヨンよりもやわらかく、ボカシや塗り重ねができます。また、画面上で混色できるため、幅広い表現が可能です。

本格的な制作に使う場合は、専門家向けの顔料が使われている「クレパス スペシャリスト」がおすすめです。

クレヨン・パステル・クレパスの描画の違いを押さえておこう

クレヨン・パステル・クレヨンの描画の特徴を押さえて、表現方法にあった画材を選びましょう。

描画クレヨンパステルクレパス
線画
面画
混色
塗り重ね

描いたあとはそれぞれに適した保護剤を使って作品を保存しよう

描いたあとそのままにしておくと画面が崩れたり、色移りしたりしてしまいます。

画材に適した保護剤を使って、作品を保存しましょう。

パステルの仕上げ

パステルは定着が非常に弱いため、定着材の「フィキサチーフ」を使います。

フィキサチーフは鉛筆画などにも使われるため、パステル用を選ぶように注意しましょう。

また、描いている途中で今の状態を定着させてから、さらに描き進めることも可能です。

クレヨン・クレパスの仕上げ

クレヨンやクレパスは定着力が強いですが、直接触ると色移りしやすい性質があります。

保護剤を使用する際は、1回では保護しきれないことがあるため、複数回使うのがポイントです。

クレヨン・オイルパステルに使える「クレヨンコート」があります。

クレパスには、サクラクレパスから出ている仕上げ用の「クレパスワニス フィッシュコート」がおすすめです。

また、描いている途中で下の色と混ざらないように塗り重ねたいときは、重色用の「クレパスワニス テクニカルコート」を使います。

なお、クレパスを厚く塗り重ねていると、保護剤を使ってもコーティングしきれない場合もあります。その場合は、額に入れておくなど、保存方法に注意しておきましょう。

まとめ

この記事では、クレヨン・パステル・クレパスの違いや特徴などについて紹介しました。

それぞれの異なる特徴をしっかり押さえることで、作品つくりの幅を広げることに役立ちます。

また、描いたあとに画面が崩れたりしないよう、適した保護剤を使って作品を保存しましょう。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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