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アクリル絵の具に適した筆とは?種類や選び方について解説

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  • アクリル絵の具に向いている筆を知りたい
  • 筆の種類が多くて選ぶのに迷う
  • 筆の形が変わるとなにが変わるの?

上記のようなお悩みについてお答えします。

画筆には使われている毛や形状の種類が多いため、選ぶのに迷ってしまいますよね。

とくにアクリル絵の具は乾くと固まってしまうため、適した筆を選ぶことが大切です。

そこで今回は、アクリル絵の具に適した筆の種類と選び方をわかりやすく解説します。

目次

アクリル絵の具に適した筆とは

アクリル絵の具は速乾性があり、乾くと絵の具が固まってしまいます。

そのため、油絵の具や水彩絵の具に比べて筆が傷みやすく、消耗するのが速いです。

そういった特性を持つアクリル絵の具には、合成繊維を使った丈夫な筆が向いています。

しかし、他の種類の筆を使ってはいけないということではありません。

筆は材質や形状によってタッチが異なるため、表現に合わせて選ぶのがポイントです。

筆の形状によってタッチが変わる

丸筆(ラウンド)

先端に向かって細くなっている筆です。

細い線から太い線まで引け、1本で仕上げまで行える万能な形状です。

丸筆はサイズの違うものをそろえておくとよいでしょう。

平筆(フラット)

広い面を塗る際に便利な筆です。

筆を立てることで、角を使ったタッチや線を引くこともできます。

筆のサイズによって平面の広さが異なるため、塗る面に合わせて選べます。

より強いタッチを出したいときは、毛が短い「短平筆(ブライト)」を使うとよいでしょう。

丸平筆(フィルバート)

平筆の先端がゆるくカーブしている筆です。

線を引くことも、広い面を塗ることもできます。

やわらかいタッチで万能に使えるため、初心者にもおすすめの筆です。

斜平筆(アンギュラー)

平筆の筆先を斜めにカットしているような形状の筆です。

直線や広い面にも使え、短いほうを支点にすると扇形を描けます。

穂先の左右に異なる色の絵の具を乗せるとグラデーションをつけられ、花びらを描くときに便利です。

扇形筆(ファン)

穂先が扇型に広がっている筆です。

色が重なる部分を馴染ませたり、ぼかしたりする際に便利です。

また、樹木の葉を描くときにも重宝します。

細密筆(面相筆)

穂先の長い細い筆です。

長く細い線を引くときや、細かい描き込みに便利です。

筆に水が溜まりやすいため、線を引いてる途中に水が垂れてしまわないよう注意しましょう。

筆の材質によって硬さや使い心地が変わる

ナイロンなどの合成繊維

ナイロンなどの合成繊維を使った筆は非常に丈夫です。

筆の痛みが速いアクリル絵の具には、もっとも向いています。

また、比較的安価なので、消耗の速いアクリル絵の具の筆にはコスト面でも重宝します。

動物毛

動物毛には、羊・馬・豚・リスなどさまざまな種類があります。

アクリル絵の具で使う場合は、コシが強い豚毛がおすすめです。

水を多めに含んで水彩風に描くときなどに便利です。

混合毛(リセーブル)

混合毛(リセーブル)は、合成繊維と動物毛が混合されています。

どちらの特徴も押さえている中間の筆で使い勝手が良いです。

初めに1本持っておくと重宝するでしょう。

アクリル絵の具で使う筆を長持ちさせるための使い方と注意点

アクリル絵の具で使う筆は消耗が速いため、長持ちさせるためには使い方も大切です。

絵を描く際は筆洗バケツなどを使って、こまめに洗うことがポイントです。

絵の具が付いたまま放置しておくと、すぐに固まってしまいます。

とくに根元まで絵の具が入ってしまうと、穂先が動かず描きにくくなります。

絵の具が残らないようにしっかり洗い流してから片付けるようにしましょう。

筆の洗い方や固まってしまった場合の対処法は、こちらの記事にまとめているので参考にしてみてくださいね。

まとめ

今回は、アクリル絵の具に適した筆の選び方と種類を解説しました。

アクリル絵の具は速乾性のため、放置しておくとすぐに固まります。

他の絵の具に比べて筆が痛みやすいため、ナイロンなどの合成繊維を使ったものがおすすめです。

筆の形状は種類が多いため、いろいろと試してみましょう。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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