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アクリル絵の具を水で薄める適切な方法と注意点|メディウムも紹介

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  • アクリル絵の具を水で薄めて使いたい
  • アクリル絵の具を薄める適切な水分量が知りたい
  • アクリル絵の具は水以外で薄める方法が知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

アクリル絵の具で絵を描く際、少し薄めたい場合は水で溶くことができます。

水で溶くことによって硬さや濃度を調節できるため、幅広い表現が可能です。

しかし、絵の具と水分量のバランスが悪いと本来の良さが失われてしまうこともあります。

今回は、アクリル絵の具を水で薄める適切な方法と注意点などについて紹介します。

目次

アクリル絵の具を水で薄めて使うための基本

アクリル絵の具は薄めずそのまま使う以外に、水で薄めて使うことが可能です。

水を混ぜることで絵の具が柔らかくなり、塗りやすさや透明感などの調節ができます。

また、アクリル絵の具は速乾性が特徴ですが、水分を加えることで乾燥速度が若干遅くなります。

アクリル絵の具は水を使うことで表現の幅が広がりますが、適切に使わないと発色が悪くなったり定着が弱まったりする恐れがあるので注意が必要です。

アクリル絵の具に含める水分量によって表現が変化する

アクリル絵の具を薄めて使う際は、水分量が重要です。

一般的には絵の具に対して、25%程度までが適切とされています。

また、絵の具を溶く水分量によって描ける表現が変わってきます。

水分量を多めにする

アクリル絵の具に対して水分量を多めに含めると、絵具が柔らかくなり透明感が増します。

塗りやすくなるので、薄く伸ばしたい場合や下地に塗り広げたいときに向いています。

水彩画のような表現がしたい場合に便利です。

水分量を少なめにする

アクリル絵の具の色の濃さや硬さをある程度残したい場合は、水分量を少なめにします。

絵の具の量にもよりますが、盛り上げや重ね塗りしたい場合は少なめにするのがよいでしょう。

水で薄める際はバランスを見ながら調節する

アクリル絵の具を薄める際は、絵の具に対して水を少しづつ混ぜていくと調節しやすいです。

薄くなり過ぎたときは絵の具を足して、好みの硬度や濃度になるようにします。

また、濡らした筆にも水が含まれるので、描く際はその水分量も気にしておきましょう。

アクリル絵の具を水ではなくメディウムを使って薄める

アクリル絵の具は水以外でも薄めることが可能です。

適切な水分量で使いたい状態にならない場合は、メディウムを使うとよいでしょう。

メディウムは顔料を含みませんが、基本的に絵の具と構成が同じなので定着力や塗膜を安定させたまま薄められます。

ペインティングメディウム

ペインティングメディウムは水の代わりに絵の具を薄めることができます。

絵の具本来の固着力を保ったまま、滑らかで伸びがよくなります。

ジェルメディウムソフトボディ

ホルベインのジェルメディウムソフトタイプです。

アクリル絵の具に混ぜると粘度がゆるくなり、艶や透明感が増します。

アクリル絵の具を薄めず低粘度のタイプを使う

アクリル絵の具には、初めから粘度の低いタイプもあります。

基本的に緩めの絵の具で描くことが多い場合は、ソフトタイプやフルイドタイプを試してみるとよいでしょう。

リキテックスカラー ソフトタイプ

レギュラータイプと同様の発色や耐久性を持ちながら、なめらかな低粘度の絵の具です。

アクリリックカラー フルイド

フルイドは液状のアクリル絵の具です。

発色の濃度や艶、耐久性を持ち、平塗りや細密描写などに向いています。

アクリル絵の具を水で薄める際の注意点

アクリル絵の具を水で薄める際は、バランスが大切です。

アクリル絵の具と水を適切な比率で混ぜるようにしましょう。

薄めすぎると、絵の具の組成が崩れてしまい、本来の発色や塗膜を出すことができなくなってしまいます。

描いている際にトラブルが起きないよう、水分量は絵の具の25%以内を目安にしておくのがおすすめです。

まとめ

アクリル絵の具は水で薄めることができるため、扱いやすいのが魅力です。

しかし、絵の具と水のバランスが適切でないと、本来の発色や耐久性を失ってしまう恐れがあるので注意しましょう。

なめらかな状態で使うことが多い場合は、初めから低粘度のアクリル絵の具を検討してみるのがおすすめです。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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