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アクリル絵の具を初めにそろえるのは8色だけ!大抵の色はつくれる

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  • 初めにそろえるべき絵の具の色が知りたい
  • アクリル絵の具は色の種類が多くて選ぶのに迷う
  • コストを抑えて少ない色数で混ぜてつくりたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

アクリル絵の具をそろえようと画材屋に行くと、色の種類が多くて迷うことはありませんか。

同じ色でも何種類もあるため、初めてそろえる場合はなおさら悩んでしまいます。

しかし、絵の具は数色あれば大抵の色をつくることが可能です。

そこで今回は、アクリル絵の具を初めにそろえるのにおすすめの8色を紹介します。

目次

色には「色相・彩度・明度」があることを知っておこう

絵の具をそろえる前に、まずは色の基本を知っておくことが大切です。

色の三原色(赤・青・黄)があれば、理論上すべての色をつくることが可能です。

しかし、実際につくるためには知識や配分のコツが必要になるため、初心者には難しいでしょう。

ちなみに、わたしは色をつくるのが苦手で、なかなか狙った色になりません。

すでに販売されている絵の具に求めている色があれば、それを使う方がずっと便利です。

しかし、欲しい色味があるとは限らないため、混色してつくれるに越したことはありません。

そこで、まずは色の基本を知っておくことが大切です。

基本を押さえておくことにより、絵を描くときに色の配置がしやすくなります。

色には「色相」「彩度」「明度」の3つの属性があるため、それぞれ見ていきましょう。

色相

色相とは、赤や青などの色味を意味します。

色を繋げて輪にすると以下のような「色相環」になります。

隣り合う色同士を「類似色」、反対側に位置する色を「補色」といいます。

「補色」は互いの色を引き立てるため、黄と紫、赤と青などを合わせると効果的です。

彩度

彩度は、色の鮮やかさを表すものです。

アプリの編集などにある「ビビットカラー」とは、もっとも鮮やかな「純色」を意味しています。

彩度が高いほど鮮やかになり、低いほどくすんだ色合いになります。

明度

明度は、色の明るさを表すものです。

色には色相や彩度のない「無彩色」でも、明度だけは必ず存在します

明るい色は白に近くなっていき、暗い色は黒に近くなっていきます。

人間は明度で色を認識しており、物を描くときは形ではなく、明暗で見ることが重要です。

アクリル絵の具は「8色」そろえれば大抵の色はつくれる

アクリル絵の具をそろえるのに迷ったときは、以下の8色を用意するとよいでしょう。

混色することで大抵の色をつくれます。

また、混ぜ方や配分のコツをつかめるうえに、コストを抑えられるのも利点です。

絵の具には同じ色でもいつくもの種類があり、それぞれ微妙に色合いが異なります。

同じ配分で混色しても色味が異なるため、こればかりは試して覚えていくほかないでしょう。

以下では、アクリル絵の具を世界で初めてつくった「リキテックス」の比較的リーズナブルなベーシックタイプで紹介しています。

他のメーカーでもそれほど変わりはないと思いますが、メーカーは統一したほうが色をつくりやすいと思います。

ホワイト

ホワイトはもっとも使われる色といっても過言ではないでしょう。

なぜなら、どんな色でも明るくするためにはホワイトが必要になるからです。

ホワイトには、不透明の「チタニウムホワイト」、やや透明度のある「ジンクホワイト」などがあります。

初めは「チタニウムホワイト」がおすすめです。

もう少し透明度が欲しいと思ったときに、他のホワイトを試してみるといいでしょう。

また、ジェルメディウムを使うことで、ツヤや透明感を持たせることも可能です。

ブラック

ホワイト同様にブラックも使う頻度の高い色です。

他の色を暗くしたいときに混ぜて使います。

ただし、色が強いため単色で使うことは少ないです。

主なブラックには「マースブラック」と、若干茶色味のある「アイボリーブラック」があります。

好みになりますが、初めは「マースブラック」を持っておけばいいと思います。

レッド

レッドも使う頻度の高い色といえるでしょう。

たとえば、レッドとグリーンを混ぜればブラウン(茶色)、レッドとブルーでパープル(紫)になります。

種類も多くありますが、「カドニウムレッド」を持っておくと使い勝手がよいでしょう。

イエロー

イエロー使う頻度が高く、種類の多い色です。

画材屋に行くと、透明色や不透明色、明暗の異なるイエローが数多く並んでいると思います。

色の濃い「カドニウムイエロー」があると、色をつくる際に便利です。

ブルー

ブルーは、暗い色をつくるときにも重宝する色です。

基本的に暗い色をつくる際はブラックではなく、ブルーを使います。

また、ブルーとブラックを混ぜるとダークブルー(紺色)になります。

ブルーも色数は多いですが、「フタロシアニンブルー」がおすすめです。

グリーン

グリーンは使う頻度が高いため、単色で持っていると便利です。

イエローとブルーを混ぜてつくることは可能ですが、何度もつくるのは時間もかかるため、用意しておくとよいでしょう。

おすすめは「フタロシアニングリーン」です。

もう少し明るいものでは、「フーカスグリーン」などもおすすめです。

パープル

パープルは意外と使う色です。

暗い色をつくる際に、ブラックではなくパープルを使うことが多いです。

パープルは「ディオキサジンパープル」を選びましょう。

オレンジ

オレンジは、レッドとイエローを混ぜてつくることもできますが、単色で持っていると便利です。

レッドとイエローの中間色として、使い勝手のよい色といえます。

「カドニウムオレンジ」を持っていると、混色するときも使いやすいでしょう。

アクリル絵の具の名前に「ヒュー」と付いているものは成分が異なる

画材屋でアクリル絵の具を見ていると、同じ色でも語尾に「ヒュー」と付いているものがあります。

これは、薬でいうところのジェネリック品と捉えるとわかりやすいです。

色味は同じですが、配合されている成分が異なるということです。

わたしは、オリジナルのものがあればそちらを選ぶようにしていますが、初めはそれほど気にしなくていいと思います。

「ヒュー」でのみ販売されている色もあるため、気になる方は購入前に確認しておきましょう。

好みなのでどちらがいいということではありませんが、混色したときの色味は若干異なることもあります。

まとめ

今回は、初めてそろえるアクリル絵の具におすすめの8色を紹介しました。

色は三原色の「赤」「黄」「青」があれば理論上つくれますが、表現したい色をつくることは実際難しいです。

そのため、最低でも紹介した8色をそろえておくと大抵の色をつくれるうえ、混色の勉強にもなります。

こちらに紹介した絵の具をまとめたので、再度確認しておきましょう。

  • チタニウムホワイト
  • マースブラック
  • カドニウムレッド
  • カドニウムイエロー
  • フタロシニアンブルー
  • フタロシニアングリーン
  • ディオキサイジンパープル
  • カドニウムオレンジ

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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