アクリル絵の具にツヤを出す・ツヤを消す方法

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  • アクリル絵の具にツヤを出したい
  • アクリル絵の具で油絵のようなツヤ感のある仕上がりにしたい
  • アクリル絵の具でマットな色合いにしたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

アクリル絵の具のツヤ感は、乾くと塗ったときよりも落ち着いた色合いになります。

しかし、作品によっては油絵具のようにツヤを出したり、マットにしたいときってありますよね。

そこで今回は、アクリル絵の具のツヤ出し・ツヤ消しする方法を紹介します。

目次

アクリル絵の具にツヤを出す効果とは

アクリル絵の具には透明・半透明・不透明がありますが、乾くとどれも落ち着いた色合いになります。

油絵具と比べるとツヤがないですが、まったくツヤがないというわけではありません。

しかし、ツヤがあることによって絵の具の発色がより鮮やかに見えるため、絵の印象は変わります。

アクリル絵の具はツヤを出したり消したりと、フレキシブルに調整できます。

作品にあわせてツヤ感をコントロールできるようになると、表現の幅がさらに広がるでしょう。

アクリル絵の具にツヤを出す方法

アクリル絵の具にツヤを出すには、主に2つの方法があります。

それぞれの方法を試して、仕上がりを比べてみると良いでしょう。

メディウムを使ってツヤを出す

アクリル絵の具にメディウムを混ぜることでツヤを出す方法です。

ツヤ出しの代表的なメディウムに「ジェルメディウム」があります。

透明感とツヤを強めることができ、粘質があるので盛り上げたいときにも重宝します。

また、「グロスポリマーメディウム」など、ツヤを出すメディウムは他にもいくつかあります。

メーカーによって名称や種類も異なるため、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

ニスを使ってツヤを出す

絵を描き上げた後、保護用のニスで画面全体にツヤを出す方法です。

仕上げ用のため、基本的に絵の具と混ぜることはできません。

保護剤はバーニッシュやワニスと呼ばれ、スプレータイプと液タイプがあります。

スプレーは筆を使わず均一に吹きつけられるので、初心者でも使いやすいタイプです。

液タイプは筆で塗るため、ある程度の慣れが必要ですが、厚めにしっかりとツヤを出せます。

アクリル絵の具のツヤを消してマットにする方法

アクリル絵の具は、ツヤ消しのマットな色合いにすることも可能です。

ツヤ消しの表現をするにはいくつかの方法があるので、作風や好みにあわせて選ぶと良いでしょう。

アクリルガッシュを使う

アクリル絵の具には、ツヤのあるアクリルとツヤ消しのアクリルガッシュがあります。

アクリルガッシュは、ポスターやイラストなどのベタ塗りの多い表現に適した絵の具です。

そのため、ツヤ消しでマットな表現がしたい場合は、アクリルガッシュを使うと良いでしょう。

ただし、アクリルに比べて耐光性が弱いなど、性質が異なるため注意が必要です。

メディウムでツヤ消しにする

アクリル絵の具には、ツヤ消し用のメディウムもあります。

任意のアクリル絵の具に混ぜることで色の透明度やツヤを抑え、マットな色合いにします。

マットな質感でベタ塗りや盛り上げできるので、持っておくと重宝するでしょう。

ニスを使ってツヤを消す

絵を描いた後に、保護用のニスでツヤを抑える方法です。

ツヤ消し用の保護剤にも、スプレータイプと液タイプがあります。

仕上げ用に画面全体に塗布することで、ツヤ感を調整することが可能です。

まとめ

今回は、アクリル絵の具にツヤを出す・ツヤを消す方法について紹介しました。

アクリル絵の具は、メディウムやニスを使うことでツヤ感を変えることが可能です。

ツヤの強弱によって絵の印象は大きく変わります。

作風や好みにあわせてツヤを調整できるのも、アクリル絵の具のメリットといえるでしょう。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

40代で会社を辞め、画家として活動しています。

主にアクリル絵の具を使い、独学で10年以上描いています。

年齢や経歴に関係なく「絵を描いて暮らしていきたい」という人に向けて、画家になるためのヒントや販売の仕組みなど、お役に立てる情報を発信します。

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