初心者がアクリル絵の具で絵を描き始める際にそろえるべき画材とは?

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  • アクリル絵の具を使って絵を描き始めるのに必要な画材が知りたい
  • アクリル絵の具の種類が多くてどれを選べばいいか迷う
  • アクリル絵の具で描いてみたいけど難しそう

上記のようなお悩みについてお答えします。

アクリル絵の具は多くのメーカーから販売されているため、初心者はどれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。

また、アクリル絵の具で絵を描く際に、そろえておくべき画材も複数あります。

そこで今回は、アクリル絵の具を使って絵を描き始めたい初心者に必要な画材を紹介します。

目次

アクリル絵の具は使いやすく幅広い表現ができる画材

アクリル絵の具は初心者からプロまで、世界中で使われている画材です。

小学校で使っていた水彩絵の具のように水に溶けますが、乾くと耐水性になるのが特徴です。

誰でも気軽に扱える使い勝手のよさが、アクリル絵の具の魅力といえます。

アクリル絵の具は水彩画のようにふんわりとした淡い表現や、油絵のように塗り重ねて迫力のある画肌をつくることも可能です。

また、盛り上げたり、透明感を持たせたりできるメディウムの種類も多く出ており、幅広い表現に対応します。

初心者が絵を描き始めるときは楽しく描くことが大切

絵を描くことを難しく考えずまず描いてみよう

子どものころ絵を描くのが好きだったのに、大人になると描けなくなる人は少なくありません。

なぜ大人になると絵を描けなくなってしまうのでしょうか。

それは、上手に描かなきゃいけないという意識が芽生えてしまうからでしょう。

しかし、子どもの描いた絵はのびのびとして躍動感がありますよね。

かつてピカソは「子どもは誰でも芸術家だ。問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかだ」といったそうです。

絵を描くことは誰にでもできることです。

絵を描きたいと思った気持ちのまま、評価は気にせず楽しく描いてみましょう。

画材をそろえることで絵を描くモチベーションが上がる

絵を描こうと思えば、ボールペンやプリント用紙などにいつでも描くことができるでしょう。

しかし、大人になって「絵を描きたい」というのは、もっと本格的に描いてみたいという想いがあると思います。

絵を描くための画材は、文房具では出せない幅広い表現をすることが可能です。

また、好きな絵や憧れの画家と同じ画材を使うことで、絵を描くモチベーションも上がるでしょう。

画材をそろえて形から入るのも、絵を描くことを楽しむ醍醐味のひとつだといえます。

初心者がアクリル絵の具で絵を描き始めるのにそろえる画材

アクリル絵の具

アクリル絵の具には、「アクリル」と「アクリルガッシュ」の2種類があります。

初めて使う場合には、多彩な表現に対応できる「アクリル」がおすすめです。

アクリル絵の具には、透明感や硬さに種類があり、塗り重ねなど表現方法によって使い分けができます。

アクリル絵の具は多数のメーカーから出ていますが、おすすめは世界で初めてアクリル絵の具をつくった「リキテックス」です。

初めて使う場合は、基本的な色がそろっている「レギュラータイプの12色セット」をおすすめします。

レギュラータイプは適度な硬さがあり、12色あれば混色して多くの色をつくれます。

しかし、狙った色をつくるのは知識やコツが必要になるため、描いていて欲しい色が出てきたら買い足していくのもいいと思います。

アクリル絵の具は色数も豊富にあるので、どんな色があるかを知るのにも役立ちます。

絵の具の使い方に慣れてきたら、混色して色の種類を増やしながら描いてみるのも楽しいでしょう。

なお、最低限必要な色数についてはこちらの記事にまとめたので、気になる方は参考にしてみてくださいね。

ジェッソ

ジェッソとは、紙やキャンバスなどの支持体に塗る下地材です。

ジェッソを塗ることで絵の具の定着や発色が良くなります。

支持体によっては、ジェッソを塗ってからでないと上手く描けないものもあるため、描く前に確認が必要です。

カラージェッソもありますが、まずは白いジェッソを用意しておけばいいと思います。

ジェッソについては、こちらの記事に詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。

紙パレット

パレットは、アクリル絵の具を乗せるために使います。

紙パレットは、名前のとおり紙でできており、使い終わったら切り離して捨てられます。

どのメーカーのものも何枚かまとめて綴じてあるため、すぐになくなることもなく便利です。

紙類やキャンバスなどの支持体

絵を描くための紙やキャンバスは、「支持体」と呼ばれます。

複数枚を綴じたスケッチブックがあると、練習にも作品つくりにも使えるのでおすすめです。

しかし、紙とひと口にいっても、画用紙や水彩紙、ケント紙など多くの種類があります。また、商品によって紙の厚さも異なります。

アクリル絵の具で描く場合は、ある程度厚さのある水彩画紙がよいでしょう。

厚さが300gあると水に濡れても波打ちしにくく、サイズも大きめのほうが描き込みしやすくなります。

ブロックタイプであれば1枚ずつ切り離せるので、描き終えたあとに作品として額に入れて飾れます。

紙以外では、キャンバスやウッドパネルなどもよく使われます。

市販のキャンバスの多くは、木枠に貼ってあり下地処理がされています。下地処理されていない場合は、ジェッソを塗ってから使います。

緻密な描き込みなどがしたい場合は、画面が平らなウッドパネルがおすすめです。ウッドパネルに描く際は、必ずジェッソを塗りましょう。

鉛筆・練り消しゴム

鉛筆はデッサンなどに使うこともあれば、絵の下描きにも使います。

日頃のアイデアをスケッチブックなどに描く際にも重宝します。

また、描いた線などを消したいときは、練り消しゴムを使いましょう。

プラスチックの消しゴムでももちろん消せますが、摩擦が強いため、紙などが破けたりすることがあります。

練り消しゴムは粘土のようにやわらかく、擦らずに鉛筆の黒鉛を吸着することが可能です。

手で練りながら好きな形にできるため、細かいところを消すときやボカシなどの表現するときにも便利です。

アクリル絵の具で描く場合は、ナイロン毛や混毛の筆を選びましょう。

画材屋の筆コーナーに行くと、アクリル絵の具に使える旨が紹介されていると思います。

また、筆はサイズや形など種類が豊富です。

初めは大きな筆は必要ないと思いますので、12号くらいまでのサイズでいいと思います。

筆は描きたいものによっても変わるため、使ってみることが一番です。

セットで販売しているものもあるので、気になったものを試してみましょう。

なお、刷毛はジェッソを塗るときに使うため、1本持っておくことをおすすめします。

余裕があれば、パレットナイフもそろえておくと混色する際に便利です。

筆洗器

筆は使う度に洗うため、筆洗器が必要です。

アクリル絵の具は乾くと耐水性になるため、絵の具が付いたままにしておくと筆が固まってしまいます。

筆は傷みやすく消耗が早いので、こまめに洗うことが大切です。

筆洗器は仕切りが設けられていると、汚れるたびに入れ替える必要がないので便利です。

イーゼル

イーゼルは、キャンバスなどを置いて描くための台です。

とくにそとで風景画などを描きたい場合には必須の画材といえます。

大きなサイズを置けるものや卓上タイプ、折りたたみタイプなどがあるため、用途にあったものを選びましょう。

ブルーシートなど

部屋で絵を描く場合は、絵の具が飛び散ってもいいようにブルーシートなどを敷いておくことをおすすめします。

アクリル絵の具は乾くと落ちないので、壁などについてしまったらすぐに落とす必要があります。

思っているよりも絵の具は飛ぶので、とくに賃貸の場合はしっかりセットしておきましょう。

画材は絵を描きながら必要になったときに少しずつ増やしていこう

画材は種類が多いため、まずは自分に必要なものを知ることが大切です。

実際に絵を描き始めると、自分が使いやすい色や筆などがわかってきます。

  • よく使う色は容量の大きなものが欲しい
  • 大きなキャンバスに描いてみたい
  • 細くて描きやすい筆が欲しい

などなど、描いているといろいろなことが出てくるものです。

そのとき、インターネットなどで調べて少しずつそろえていけばいいと思います。

わたしもざまざまな画材を試してきました。

思っていたものと全然違っていて、数回しか使わなかったものもあります。

しかし、画材を知ることでミックスして使えるようになったり、思ってもいなかったものが描けたりと、表現の幅は確実に広がります。

ひとつに固執する必要はないので、気になった画材はどんどん使ってみましょう。

まとめ

この記事では、初心者がアクリル絵の具で絵を描き始める際に必要な画材について紹介しました。

以下に内容をまとめたので、もう一度確認しておきましょう。

  • アクリル絵の具
  • ジェッソ
  • 紙パレット
  • 支持体(紙やキャンバスなど)
  • 鉛筆・練り消しゴム
  • 筆洗器
  • イーゼル
  • ブルーシートなど

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。

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