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アヴァンギャルドとは|代表的な作家も紹介【5分でわかる美術用語】

- アヴァンギャルドについて簡単に知りたい
- アヴァンギャルドが登場した背景が知りたい
- アヴァンギャルドの代表的な作家を知りたい
上記のようなお悩みについてお答えします。
美術の分野に「アヴァンギャルド」という用語があります。
芸術においてどのような意味合いを持つのか、詳しくわからないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、アヴァンギャルドについてわかりやすく解説します。
本記事を読むことで「アヴァンギャルド」の理解が深まり、より一層アートを楽しめるようになります。
アヴァンギャルドとは
アヴァンギャルドとはフランス語で「前衛」を意味し、既成の形態に捉われない先駆的な表現を指す用語です。
もともとは軍隊用語で最前線の前衛部隊を指しましたが、そこから転じて革新的な芸術活動を「前衛芸術」と総称するようになりました。
起源は19世紀に起きた芸術革新運動といわれており、先駆者としてギュスターヴ・クールベが挙げられます。
クールベはこれまで描かれなかった貧民や労働者、理想化されていないヌードなどを積極的に描きました。
古典的な写実主義から逸脱し、印象派、フォービスム、キュビスム、ダダイスムなどの芸術運動が起き、新しい絵画表現が生まれていきました。
アヴァンギャルドの特徴
アヴァンギャルドが意味する前衛とは、シュールな表現を指しているわけではありません。
主流であった貴族や国家権力からの注文に頼らず、芸術家の思考や世界観を投影する自由な創作活動です。
戦後になると、アヴァンギャルドは権力に対する反発から大衆芸術への反発と変化していきます。
美術評論家のクレメント・グリーンバーグは前衛芸術を評価する一方で、具象的に表現する漫画や映画などは観る者の批評能力を後退させるものだと指摘し、「キッチュ」と呼びました。
このようにアヴァンギャルドは、時代と共に変化してゆく表現様式であるといえます。
アヴァンギャルドの代表的な作家
アヴァンギャルドの代表的な作家を紹介します。
ギュスターヴ・クールベ

ギュスターヴ・クールベは、アヴァンギャルドを代表するフランスの画家です。
「オルナンの埋葬」はクールベの故郷である田舎町オルナンでの埋葬を仰々しい歴史画のように描きました。
歴史画とは伝統的に古代の神々や英雄を描く格式の高い絵画であり、誰も知らない市井の人々を描くことは常識外れとされることです。
1855年のパリ万博に出展するも拒否されたため、会場近くに小屋を建て自分の作品だけを並べて展示しました。
クールベの作品展が世界で初めの個展ともいわれています。
フランシス・ピカビア

フランシス・ピカビアはパリで生まれ、アメリカとヨーロッパを行き来しながら活躍した美術家です。
印象派、フォービスム、キュビスム、ダダイスムなど、時代と共に次々とスタイルを変化させていった作家です。
1910年代に起きたニューヨーク・ダダのメンバーでもあり、マルセル・デュシャンやマン・レイ等と活動していました。
岡本太郎

日本でアヴァンギャルドを牽引したひとりが岡本太郎です。
1930年から10年近くをヨーロッパで過ごした際、ピカソの作品に衝撃を受けます。
抽象表現やシュルレアリスムなど、革新的な芸術様式に打ち込みます。
閉鎖的な日本芸術に対しても、アヴァンギャルドな芸術表現で限界を突破しようと試みていました。
まとめ|アヴァンギャルドは芸術の革新的な表現様式
今回は、アヴァンギャルドについて紹介しました。
前衛芸術は、意味がわからない表現をすることではありません。
時代の常識に捉われず、実験的で革新的な表現を試みる芸術様式といえるでしょう。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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