美人画とは?代表的な画家や作品も紹介【5分でわかる美術用語】

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  • 美人画について簡単に知りたい
  • 美人画が登場した背景が知りたい
  • 美人画の代表的な画家や作品を知りたい

上記のようなお悩みについてお答えします。

美術の分野には「美人画」と呼ばれるものがあります。

浮世絵で見たことがあるけれど詳しくはわからない、という人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、美人画についてわかりやすく解説します。

この記事を読むことで「美人画」の理解が深まり、より一層アートを楽しめるようになります。

目次

美人画とは

美人画とは、女性の容姿だけでなく内面の美しさなど「女性美」をモチーフにした絵画を指します。

女性をモチーフにした人物画は世界中にありますが、「美人画」という呼称は日本独特のものです。

浮世絵の「美人絵」や「女絵」の流れを汲み、明治時代にジャンル分けが進む中で「美人画」という用語が成立しました。

洋画であっても同じモチーフで描かれた作品を美人画と呼ぶこともあります。

美人画の特徴

美人画は女性を単に美しく描いたものではなく、女性の美を表現するジャンルです。

モデルに似せて写実的に描くことはほとんどなく、理想化された様式美を用いて描かれます。

江戸時代では花魁や遊女が描かれ人気を博しましたが、明治に入ると内面の美しさが探求されるなど、時代と共に新しい女性像が表現されています。

また、洋画に見られるヌードや春画のような猥雑な表現がほとんど見られないのも特徴です。

美人画の代表的な画家や作品

美人画の代表的な画家や作品を紹介します。

喜多川歌麿

喜多川歌麿, Public domain, via Wikimedia Commons

喜多川歌麿は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。

それまで全身画しかなかった美人絵に、胸から上を大きく描いた「大首画」を用いて人気を博しました。

寛政の改革による風紀の引き締めにより、遊女の全身図が禁じられたことで「大首画」を生み出したともいわれています。

遊女や町娘をモデルに、理想化された様式美のなかで女性の内面や表情などを緻密に表現しました。

上村松園

上村松園, Public domain, via Wikimedia Commons

上村松園は、1948年に女性として初の文化勲章を受章した日本画家です。

京都に生まれ育った松園は、線一本まで細部を通じて表現しました。

日本美を追究し、気品あふれる美人画を描きました。

竹久夢二

パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=880883

竹久夢二は、大正ロマンを代表する画家です。

浮世絵と大正ロマンを調和させた美人画は「夢二式美人」と呼ばれ、人気を博しました。

それまでの美人画に見られた細く吊り上がった目ではなく、大きな瞳で抒情的な表情が印象的です。

多くの恋愛遍歴があり、美人画のモデルとして登場しています。

まとめ|美人画とは容姿だけでなく女性美を追求した絵画

今回は、美人画について紹介しました。

美人画は女性を単に美しく描いたものではなく、内面を含めた女性美を表現した絵画です。

時代の移り変わりとともに女性像も変わり、新しい美人画が描かれ続けています。

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

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